第37話「柄巻師」 | 道 〜心臓外科医 奈良原裕のブログ〜

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あの日がくるまで僕は人生のうわっ面しか追いかけてこなかった。医師となり心臓外科医となって、これまで何をしてこれから何をしていきたいのか。この道がどこで終わるのかはわからないけれど、向きたい方向に顔を向けて歩いていこうと思う。

「柄巻師」


拵えの寸法もはっきりしましたので美濃市まで行って桐箱もオーダーしておきました。作るのは広島の職人さんだそうです。なぜ美濃市かと言いますと、美濃は和紙の町で、掛け軸用の桐箱を作ったり卸しているそうです。特殊なものは外注に出すそうです。桐箱は大きすぎると格好悪いのでぴったりサイズです。
柄巻師さんから色確認のため紺系統の糸見本三色が送られて来たのでそちらに転送させて頂きますのでご確認ください。
柄は鮫着せまで終わったそうです。柄の巻き方についてですが、つまみ巻きが上品でお勧めですがいかがでしょうか。他にも色々な巻き方がありますので他の巻がよろしければまたおっしゃってください (^^)


平成25年5月9日


柄巻糸は正絹紺、三つの紺の中から奈良原自身に色を選んでもらった。
>正絹紺のつまみ巻でお願いします。 m(_ _)m


なんとか6月中にすべて出来上がってきそうです。


ちなみに今は、鞘は塗り師さん、柄は岡山の柄巻師さん、刀身と小柄は研師さんに仕上げ研ぎを、桐箱は広島で製作中、といった感じです。





柄が巻き上がって帰ってきました。
初めてお願いした方でしたが綺麗な仕上がりで嬉しいです (^^)


柄巻師 橋本幸律

平成25年5月22日