第10話「積み沸かし」① | 道 〜心臓外科医 奈良原裕のブログ〜

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あの日がくるまで僕は人生のうわっ面しか追いかけてこなかった。医師となり心臓外科医となって、これまで何をしてこれから何をしていきたいのか。この道がどこで終わるのかはわからないけれど、向きたい方向に顔を向けて歩いていこうと思う。


桜


「積み沸かし」


積み沸かしです。
小さめの玉鋼をテコ棒に付けて台を作り、
小割した玉鋼を1/3位積み、


桜


くっ付けて大きな台を作って残りの欠片を積み上げ、
そして和紙で包み、藁灰と水に溶いた粘土を掛けます。


桜

桜


ほどに入れ1500℃近くまで温度を上げて叩いて鍛接します。
この藁灰と粘土があることで、表面の融解や酸化を防ぎ鍛接を助けます。


温度を上げて一塊にします。
されにその塊を伸ばし鏨(タガネ)を入れて折り返し鍛錬を行います。


平成24年12月5日