2023/01/29
前略
各位、お元気でお過ごしのことと思います。
さて、先週は一宮市長選挙が行われ新人の平松晃氏が22,414票を獲得（中野63,949）。
投票率は27.93%で過去2番目に低い投票率でした。当日の有権者数は312,777人です。
そして現在、1月19日から愛知県知事選挙が２月５日まで戦われていますね。
そんな中、２３日に国会が6.21までの期間で開会し、質疑が始まりました。
岸田首相は、23日の施政方針演説で大軍拡を断行する「戦争国家づくり」と
「大増税」を進める姿勢を表明しました。昨年末の安保3文書（※）の閣議決定で、
敵基地攻撃能力の保有や軍事費を5年間で43兆円にするというものです。
それらは自衛隊を米軍と一体化するものであり、専守防衛を逸脱する憲法違反の
内容です。岸田首相は、一方で物価高騰や賃上げなどでは国民の生活苦を打開する
有効な方針を示していません。（赤旗24日）
我々は、日米同盟を日本国憲法の上に置く岸田政権の「軍事栄えて民滅ぶ」（沖縄県
を見よ！）の危険な政治を決して許してはならないと思います。
（※）「安保3文書－戦争させないためのQ&A-」は下記pdf参照。
（MyHP内在中、昨年11月にSさんからメールで案内をいただきました。）
https://icurus-jk2unj.ssl-lolipop.jp/datagazou/anpo3bunsyo.pdf
22日（日）は、尾西９条の会に参加し、後半(28日・土)では名古屋の北文化小劇場で
映画を４本鑑賞しました。
①鶴彬～こころの奇跡～
②誰も知らない基地のこと ③記者たち～衝撃と畏怖の真実～
④ビリーブ～未来への大逆転～
①は昭和初期に川柳で反戦を訴え、治安維持法で29才で獄死した鶴彬の物語です。
②は米軍基地が全世界で展開される中で、特に沖縄で見られるように住民の主権を
侵害する横暴な米軍と膨張し続ける軍産複合体の実態が暴かれています。
③はイラク戦争の大義名分となった大量破壊兵器の存在に疑問をもった記者たちの
奮闘を描いた実録ドラマです。ベトナム戦争もトンキン湾事件をウソででっち上げ
られた米国の戦争にも言及しています。
④は実話を基に史上初の男女平等裁判に挑んだ女性弁護士を描いたドラマです。
最後に「すべては変えられる」という信念が我々に力と勇気を与えてくれる秀作
ぞろいであると思いました。
日本でも沖縄米軍基地問題が戦後一貫して続いており、憲法を踏みにじり米国に
隷従する主体性なき岸田自公政権が経済界をバックにして我々大衆をイデオロギー
的に支配しようとしています。
いま、安保3文書の閣議決定により、戦前の反省の上に成立した日本国憲法が蔑ろ
にしています。ビリーブ～未来への大逆転～の映画ように未来を信じて今を戦う
以外に我々の生きる道は決して開かれないと思う次第です。
ときにはこうして日常の煩雑さを逃れて、世界の人権が到達した現在地を描く
映画を見るのも良い刺激になりますね。これを起点にまた頑張りたいと思う次第
です。
ｐｓ 最後に半田滋さんの安保3文書の閣議決定にまつわる危険な現状（Youtube）
を紹介します。（日本国憲法との対比にも注意して見てください。）
（デモクラシータイムズ：半田滋の眼No.71。2023.01.04収録）是非ご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=EcEAYeduvr0&t=3469s
ｐｓ 我々は、日米軍事一体化による自公政権の独裁化への道を如何にして阻止
するかが今回の地方選挙にも厳しく問われていると思います。
白井聡さんの次のYoutubeも参考になります。併せてご覧ください。
「【白井聡 ニッポンの正体】～参院選への視点～アベ・スガ・キシダ「長期腐敗体制」
を解体せよ！」です。日本の対米従属の構造がよく分かります。
https://www.youtube.com/watch?v=QLxtdxNv2l0
こうした中、先の映画のように「すべては変えられる」という強い信念を持つことが
我々にはいま必要かもしれませんね。
ｐｓ 皆様の近況などをまたよろしくお願いします。
以上、それでは又次回に。Ｙｏｕｒ Ｋ．Ｍｏｒｉ