こんな幼木はどうすればいいんだ | 花のしもべ日誌

花のしもべ日誌

登場人物 
リコさん 花づくりに占領されたご婦人 1948年生まれ
えっさクン 何もしたくない人間 1941年生まれ

 

24/7/15(月

岡山県浅口市 小さな団地の小さな庭

リコさん&エッサくん 159才

 

そろそろ晴れるか思ったんですが

エッサくん団地から

 

朝のリコさん庭

赤いこの花

 

名前を教えてくれません

 

フォーカスを終えたら突然の豪雨

ついに

梅雨末期の匂いです

 

食&花 しりとりシリーズ

カリンから続く

リンゴの剪定 

 

「リンゴ何回やるつもり エッサくん」

 

越後平野エッサくん生家の近くには

青リンゴの畑があった

kaochan-50さんからお借りしました

 

「いうても 今までやったのは」

 

リンゴ  リンゴ酒 インド林檎 

リンゴの花 林檎の蔕 リンゴ焼き

 

「たったこれだけや まだまだやれるで」

 

リンゴの色 リンゴの味 リンゴの唄 リンゴの俳句 リンゴの故郷 リンゴの料理 

リンゴスター(ちがったか)etc.・・・

 

 

そこできょうは”リンゴの剪定”

 

暮れも押し迫った頃だったか

 

剪定職人もどきエッサくん

お得意先の庭

 

 

「畑に植えたリンゴもお願いできませんか」

「時間ができたらやらせていただきます」

 

リンゴの剪定法は知らないが

梨は一度やったことがある

 

 

リンゴと梨はたしか兄弟のはず

 

徒長枝を根元から切って

短枝の芽を残す

 

安全弁をかまして一応請け負った

庭木の剪定が一段落したあと

 

奥さんに案内された畑のリンゴは

 

てつなべちゃおずさん謹写

 

みんな徒長枝だ!

短枝もない 芽もない!

 

こんな幼木はどうすればいいんだ

うろたえたが

少し間引いて長い枝を切りつめた

 

 

そして 一年後

 

松の剪定を終えたお茶の時間

さりげなく リンゴを聞いてみた

 

「手入れが大変らしいから 柿に替えました」

 

 

安堵したが

いや ひょっとして

 

職人もどき エッサくんを気遣ってくれたのだろうか

 

明日のしりとりは”です