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居心地のいい空間作りを考える、インテリアコーディネーター、Keikoです。
 
クローバークローバークローバー
 
遡ること8年前。
 
夫のリストラがきっかけとなって買った、初の投資用の区分マンションです。
 
これ、ぜ〜んぶじゃないですよ、この中の一部屋です。アセアセ
 
 
「そうそう、今日、ダディーはリストラにあいましたぁ〜」と、笑いながら家族に伝えるという、ホラーのような夜がありました。
 
「ダディー、ウケる〜爆笑」と息子たちまでふざけているので、Homemaker Keikoは3人の男の子を叱りました。
 
「ふざける内容じゃありません!真剣に受け止めなさい!」と。
 
クローバークローバークローバー
 
そんな事があって、給料は一箇所からじゃなくて、数箇所あった方が絶対いいよね、ってことで不動産投資がスタートしました。
 
 
 
これが最初の投資物件で、右も左もわからない状態で購入しています。
世田谷区内、駅から徒歩5分、近くには賑やかな商店街があって生活するにはとても便利なところです。
 
セキュリティーもしっかりしていて、贅沢な吹き抜けの中廊下があって、奥にはオブジェまで飾られています。
 
正方形のベランダと出窓もあり、部屋は明るく、自分がOLなら絶対住みたい!と思えるお部屋です。一番気に入っていたのは、部屋の玄関から外に出る時、ちょうど中廊下の吹き抜けが目の前に現れ、広々としたレンガの景色が広がっているのです。とても優雅な気持ちにしてくれる場所です。
 

 

 

購入した時はすでに入居者がいたので、いわゆるオーナーチェンジ物件でした。だから購入した翌月から賃料がきちんと通帳に入っていて、なるほどねぇ〜、これがもうひとつのお給料なのね、と思ったのも束の間、数ヶ月で退去連絡がありました。
 
退去の時に業者さんと部屋に入ったのですが、吐きそうなくらい汚れていて、まぁそれはそれはひどい状態でした。
 
今なら、最低限のリフォーム、つまり次の方が十分暮らせるくらいのリフォームをすると思いますが、まだ何も知らなかったわたしは、まるで自分の家のように居心地のいい空間作りをしてしまいました。
 
これは投資物件としては、やってはいけないことです。えー
 
はい、失敗から学んでます音譜
 
カビで真っ黒になっていたお風呂場をバスワークスさんにお願いして、浴室再生塗装をしてもらいました。風呂釜を取り替えるよりは確実に安く済むし、とても綺麗な仕事をしてくれます。
 
鏡やシャワー、シャワーの時使うだろうタオル掛けを使いやすい場所に取り付け、部屋には吊り下げ型室内物干しを取り付け、トイレ丸ごと、キッチン丸ごと入れ替えました。

 

これなんて、自分の家の寝室でも使っているブラケットです。わざわざ配線を通すために壁に穴を開けて取り付けました。

 

 
「投資物件のワンルームマンションにブラケットなんていらないですよ!」と言われたのに、付けてしまいました。
 
このブラケットを付けておけば、な〜んか雰囲気が良くなって、客付けに困らない気がしたのです。
 
実際、このリフォーム以降ずっと入居者が途絶えていません。まぁ、それがこのブラケットのお蔭かどうかはわかりませんが...
 
もちろん、リフォームの総額も凄いことになりました。でもそれが凄いのかどうかは、この後不動産投資を続けていく中で徐々に気づいていくことになります。しかも、リフォーム代を退去者に請求するわけでもなく、預かっていた敷金もそのまま全額お返ししてしまいました。
 
「えっとぉ、敷金はどれくらいかえってくるのですか?」と聞かれ、
 
「大丈夫よ、大丈夫よ、全額お返ししますよ」と即答してしまいました。
 
その敷金を原状回復費用として当てることを知らず、それよりも目の前の弱々しい、東京で10年近く暮らして、夢破れて、実家の大阪に戻ろうとする30代の男性を前に、可哀想で可哀想で、いいから、いいから、心配しないで、敷金返すから、それで次の人生やり直すのよ!って勝手にそう思っちゃったんです。
 
バカなオーナーだと思ってください。
はい、失敗から学んでます音譜
 
 
 
あっ、本題を話そうとしたら、なんか序章だけでこんなところまで来ちゃいましたアセアセ
 
実はですね、本当にお話ししたかったのは、昨日この物件を買いたい!って人が出てきてしまったんです。
 
遊び半分ではないんだけど、一応去年秋くらいから手持ち物件の組み換えなどで、この物件を売却してもいいのかなと、とりあえず様子見で市場に出していたんです。
 
そもそも毎月家賃は入ってくるし、愛着のあるお部屋でお気に入りだったし、未亡人になったら住んでもいいかなと思ってたくらいなので、別に売れなくていいやというのが本音でした。
 
少し高い値をつけておけば、誰も買わないよなと、売りに出している他のお部屋よりかなり高めの設定で売値を出してました。
 
そしたら、即金で買う人がでましたよ!と昨日不動産屋から電話があったんです。
 
ガーン
 
ガーン
 
ガーン
 
困る。
 
困る。
 
どうする、自分。
 
 
 
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