鴨川市の水族館「鴨川シーワールド」の飼育員による出前講座「ウミガメの移動教室」が13日、佐倉市立臼井小学校(杉本勉校長、児童375人)で開かれた。受講した3年生48人はウミガメの生態について教わったり子ガメを間近に観察しながら、自然保護の大切さを学んだ。
同水族館前の海岸はアカウミガメの産卵場所で、職員はふ化に適さない場所に産卵された卵の保護と子ガメの放流を続けている。出前講座はウミガメの生態を学び県内の自然環境を知ってもらおうと、県内の幼稚園、小中学校などを対象に今年4月からスタート。
この日は講師役の飼育員の藤井有希さん(26)ら職員4人が来校。産卵や生まれた子ガメが砂の中から出て“海への旅立ち”を記録した写真、映像を交え生態を分かりやすく紹介。その特徴がクイズで出題されると、児童が積極的に手を挙げ回答する姿が見られた。
出典:千葉日報