【🍸おとなのリッチカクテルバー】
🐊ワニゲーターグループ部長
🇺🇸有下駄隆則 ( 樋口隆則 ):
『 いや~、遅れてすまない。
ちょっと手こずっちゃってさ~♪
というより、どうした? そのケガ。』
😅ヨモギダ寅男:
『 いやいや、ちょっとね…
それより、こっちこそ無理に
御誘いしてごめんね~☆』
🇺🇸マナ・ステッグマイヤー:
( 稲葉愛香 )
『 あの? 、
金剛地舞美さんって…
ほんとにヨモギダ社長さんの元奥さんだった
んですかぁ~?
わたし、金剛地舞美さんの大ファン
なんですぅ~~♪♪☆』
😅ヨモギダ寅男:
『あははっ。ホントです…。
まだ彼女が無名だった頃の話ですが…
映画やドラマの打ち合わせなどで会うので
サインとか頼んでおきましょうか?♪☆』
🇺🇸マナ・ステッグマイヤー:
『 はい、是非、お願いしまーす♪♪☆』
🇺🇸有下駄隆則:
『 ところで仕事の話ってなんだい?』
🙁ヨモギダ寅男:
『うん。 単刀直入に言うね……。
有下駄くん……。 俺たちで、
鰐淵会長から……
ワニゲーターグループ、奪い取らないか?…』
🇺🇸有下駄隆則:
『 な…、なんだと……
一体、君に何の権利があって
そんな事を言うんだ?…… 』
🙁ヨモギダ寅男:
『 権利?… 、権利ならあるよ……。
十二分にね…。
実は 俺は鰐淵利夫 の実子だ……
しかも正妻であった鰐淵加代の
ひとり息子なんだ……。
ヤツを追放したら、その後に
君が会長になったらどうだ?
いい話だろ?』
🇺🇸有下駄隆則:
『 なっ……、 悪い冗談だ……』
😡ヨモギダ寅男:
『 冗談でこんな事、言えないよ。
オレも兄弟も母も育ての父もアイツの欲望の
せいで散々苦しめられて旅立った。
このケガだってアイツの差し金だよ。
だから、敢えて被害届を出していないん
だ。奴の弱味を握るためにね…。
両親の敵をとるためにも、
愛するひとを取り戻すためにも。
俺は何としてもあの男に勝たなければ
いけない……。』
🇺🇸有下駄隆則:
『 君と会長との間で何があったかは
知らない…
だが、これだけは言える…
私の知る会長はそんな汚いマネをする
ような方ではない!!
それにな、
自分の恩人である上司や会社が
いいようにやられる話を聞いて快く思う
ヤツがどこにいるんだよ……
君は変わったな…… ガッカリしたよ……
失礼する!!。』
😡ヨモギダ寅男:
『 ぬぬぬぬっ………
何故だ………
彼にとっても、いい条件じゃないか……
(
グビグビ…)、 おかわり……』
バーテンダー
勝田里奈:
『 少し、ペースが早すぎですよ…』
😡ヨモギダ寅男:
『 なぁ…、りなぷ~……
いま、私は… どんな顔をしてる?……
正直に言ってくれ…
そんなに変かな?…… 』
勝田里奈:
『 では…… 正直に……
とても… 怖い顔をしています。
いつもの社長とは違います……。』
😔ヨモギダ寅男:
『 そうか…… 、悪い 今日は帰るわ…… 』
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《帰り道……》
😟ヨモギダ寅男:
『 母さん……、父さん…… 、
俺はどうすればいいんだ……。
佐紀ちゃん… 君さえいれば…
俺はどんなことだって………… 』
声:《 ヨモギダさ~ん♪》
👧小一花愛 ( 高橋 愛 ):
『 お一人ですかぁ~?
うん? あれ どうしたんですか?
そのおケガは…… 』
😅ヨモギダ寅男:
『あ、ちょっと家で階段、
踏み外しちゃって…… あ、そうだ!!
🤓刻雄 ( 原田龍二 )と付き合ってるんだってね?!
ひょっとして これから待ち合わせ?!』
👧小一花愛:
『 いえ いえ まだ付き合ってません♪
今日が初デートですよ~☆
でも彼、遅刻中です (笑)』
😅ヨモギダ寅男:
『 ヤツは少し、時間にルーズなところが
あるからね~。
後で私から注意しとくね(笑)
じゃあ またね✋』
👧小一花愛:
『 あ、ヨモギダさん?……
ひとりで…
大丈夫ですか?…… 』
😅ヨモギダ寅男:
『 えっ?… なんで?… 』
👧小一花愛:
『なんか… いつもと様子が違うから…… 』
😅ヨモギダ寅男:
『 ただ、傷が痛いからなんだ…
心配かけてごめんね。 じゃあね。』
🙂ヨモギダ寅男:
《 幸せになれよ… 愛ちゃん… 刻雄…》
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【清水家】
📱~♪《 佐紀のスマホが鳴る 》
📱🙎清水佐紀:
『 あれ?… シャークキングコーヒーの電話番号?…
ひょっとして…… 、
はい。… もしもし……。』
声:『 うっ…… う…… 』
📱🙎清水佐紀:
『 寅男ちゃん!?……
寅男ちゃんなの?!…… 』
声:『 いえ、 仁志です……。☆』
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🏙️【🦈シャークキングコー 本社】
米留辺仁志 ( 小沢仁志 ):
『 米留辺仁志です…。』
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《 うっ… 紛らわしい……💧》
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🏙️【🦈シャークキングコーヒー 本社】
米留辺仁志:
『ヨモギダさんとお話したくて会社を
お訪ねしたのですが…
彼はケガの治療のために
お休みを取られているようでして……
それで佐紀さんの方にお電話をしよう
としたら、運悪くスマホのバッテリーが
切れてしまいまして……
それでこの会社のお電話をお借りして
お電話差し上げている次第です。
先日、お伝えしたネズミーアニメのお仕事につ
いてなんですがね、
明日、おふたりにどうしても見ていただ
きたいものがありまして……
大丈夫です、またヨモギダさんが襲われる
ことのないようにしますので………』
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😟ヨモギダ寅男:
『 もうこんな時間か… 家に帰っても
ひとりだな…… 』
🏡【 喫茶さくら 】
🚪ガチャッ…
😓ヨモギダ寅男:
『 あれっ?… 鍵が開いてる……
ハッ… ひょっとして佐紀ちゃん?!…
佐紀ちゃん!!
私も君に会いたか…😃』
👩金剛地舞美:
『 あ、寅ちゃん…
お店のコに無理を言って部屋に
入れてもらったんだ~♪』
😓ヨモギダ寅男:
『 あ、舞美ちゃん…… 』
《 ま、紛らわしい………
》
👩金剛地舞美:
『 えっ?! どうしたのそのケガ…… 』
😅ヨモギダ寅男:
『 ええ~
ちょっと、ゾンビに襲われまして…… 』
👩金剛地舞美:
『 あぁ~ そうなんだ~… ☆
☆じゃぁ~ 寅ちゃんも~
もうじきゾンビになるわよねぇ~☆
あっはっは♪👩☆😃』
バンッ !!
👩矢島舞美:
『 真面目に答えようか……。』
😓ヨモギダ寅男:
『 す、すみません……。』
………………………
👩金剛地舞美:
『 そっか…、で警察にはちゃんと
被害届は出したの… 』
😡ヨモギダ寅男:
『 いや…、いざというとき鰐淵を倒すため
の証拠になると思って敢えて出してないんだ。
私が殴る蹴るの暴行を受けているところを
救ってくれた ひとたちもいて目撃証拠にも
なるだろう。』
👩金剛地舞美:
『 鰐淵さんは何で実の子である寅ちゃん
にそこまでするんだろう?…… 』
😡ヨモギダ寅男:
『 簡単な話さ……
ヤツにとって母さんがすべてであり、
その母さんは俺を生んだため病状を悪化
させた…
鰐淵は愛する人の命を奪った
俺のことが憎くて仕方ないのさ……
俺が両親の敵とヤツを憎むのと一緒さ……
ヤツのせいで両親がどれほど苦しめられ
たのか…
それを考えると………
どうしても ヤツのことが許せない……
自分でもヤツに対しての怒りや憎しみの
感情が コントロールできない……。
みんな、
そんな 俺に呆れて離て行っちまったよ…。
鰐淵を憎む一方で、
佐紀ちゃんのこともあって……
どうしていいのか わからない……。
佐紀ちゃんにとっての
一番のしあわせって 何なんだ………?!』
👩金剛地舞美:
『 問題が複雑過ぎて、どれが正解なんて
私には軽はずみには言えないけど
寅ちゃんがどんな決断をしたとしても
そのことでみんなが寅ちゃんの敵になっ
たとしても、私は寅ちゃんを信じるよ。』
😂ヨモギダ寅男:
『 たっはっは…… 今の俺って
情けないよね…… 最低だよね…… 』
👩金剛地舞美:
『 ううん、そんなことない……
これだけのことがあったんだもの…… 。
あ、そうだ…
さっき 入江瑞希さん ( 室田瑞希 )という、
やたらに色っぽいひとが
✉️(封筒)
これを寅ちゃんに渡してって置いて
ったんだけど…
ひょっとして 寅男ちゃん、
浮気したの?…?…』
😓ヨモギダ寅男:
『 いえ、してません。…
いりえみずき… さん…
確か…🐊ワニゲーターグループ
黒胡社長の秘書では…… 』
👩金剛地舞美:
『 ねぇ ねぇ~ 浮気したの?…?…』
😓ヨモギダ寅男:
『 してません。……
んっ、中に…
舞美ちゃん、
この封筒の中に SD…、
SDカードが…、入ってぃるぞ~…』
👩金剛地舞美:
『 ねぇ ねぇ~ 浮気したの~?…?…』
😓ヨモギダ寅男:
『 し、してません。……
うん、ちょっと見てみよう…
えっ、こっ、これは…………😨』
👩金剛地舞美:
『 ねぇ ねぇ~
浮気したのってば?…?…』
😧ヨモギダ寅男:
『 してません…。
こ、これは…
《👩 ねぇ ねぇ~ 浮気したの~ ?… ?…》
し、してません…。
これは… 黒胡社長じゃないか…… ☆
《👩 ねぇ ねぇ~ 浮気したの~ ?… ?…》
してませんってば………
《👩 ねぇ ねぇ~…… 》
😓 あの、 いま 、セリフ大事なとこ
しゃべってるから……
ここ セリフ長いとこなんだから… ☆』
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児童養護施設
【鼠ヶ丘和仁園】
《 佐紀 と 米留辺仁志が寅男を待つ 》
米留辺仁志:
『 う~ん… ヨモギダ社長遅いですねぇ~…
私のこと まだ怒ってらっしゃるの
でしょうか…… 』
🙍清水佐紀:
《 寅男ちゃん…… 》
声:《 遅れてすみませんでした!!》
🙎清水佐紀:
『 寅男ちゃん… 。』
😐ヨモギダ寅男:
『 佐紀ちゃん… 。』
🙁ヨモギダ寅男:
『 正直、あなたにお会いすべきなのか
直前まで迷っていました。』
米留辺仁志:
『 当然だと思います。先日は不粋な
やり方をしてしまい申し訳ありません
でした…… 。』
…………………………………………
米留辺仁志:
『ここは 加代さまが生前運営されていた
児童養護施設で現在はワニゲーターグループと
ネズミーアニメーションが協力し運営していて、
日本だけではなく世界のあちこちで
存在しております。』
😐ヨモギダ寅男:
『 あの男が… 誰かのために…
知らなかった… 』
米留辺仁志:
『 私も鰐淵会長も宣伝に繋がるような
やり方をしいないため、一般的にあまり
知られていないのは無理もありません……
私も 会長も ここいる子供たちを救いの手
を差し伸べることで かつてあなた方、
家族にした償いきれない罪の数々の罪滅ぼし
をしているつもりなのかも
知れません。』
🙁🙎
『 ……。』
米留辺仁志:
『 かつて 私は … 病気の我が子を救う
ために やくざ をしていたのは事実です……。
それであなたや御家族にどれほど酷いことを
してきたのかということも……。
この数十年… 私の頭から車のルームミラーに映る
少年だった あなたの姿が 離れることは
ありませんでした……
きっとその報いだったのでしょう。
ある日、私の家族はやくざ同士の抗争に
巻き込まれ、 妻はケガし、子供たちも心
に傷を負いました。妻は子供たちを連れ
家を出ました…。
生きることに絶望した私に優しい声を掛けて
くれたのは 加代さんでした…
あなた方、親子を引き離した張本人である
この私にです。
私は加代さんとここの子供たちの笑顔に
救われたのです。
私は 誰かを傷つけることに嫌気がさし
やくざを辞め、怒りや憎しみ感情を捨て
ました。
そして、加代さんやここの子供たちが
大好きだったネズミーアニメのように、
生涯を掛けて世界中の子供たちに
夢や希望、力や勇気を与える職業に就こう
と思ったんです…
そんなある日、鰐淵会長の紹介で
🇺🇸アメリカ漫画界の巨匠で私の恩師
ちゅ~ちゅ~ ネズ男と出会い、
(タカトシのトシ)
👨『やあ♪☆
おみやげは何? チェリーパイ?
欧米か?!』
それで 私は 欧米で ネズミーアニメを書きはじめ
たんです。』
🙁ヨモギダ寅男:
『 そうでしたか… 母さんはいつも
野球とプロレスばかり見ているイメージだっ
たんですが…、母さんは本当はネズミーアニメが
好きだったのか…… 』
米留辺仁志:
『 勿論、プロレスも見ておられましたよ
馳~!!って言ってましたよ!!』
😓ヨモギダ寅男:
『 馳 浩 … 母さん、好きだったよな……。』
記憶の中での実況:
《 おーっと、馳 ~が ここで
裏投げからの
ノーザンライトスープレックス!!
ワンッ!! ツー!! スリー!!》
🙎清水佐紀:
『 それで私にネズミーアニメの仕事を……?』
米留辺仁志:
『 佐紀さんとの この出会いは まさに運命
だと思っております。
まさか、佐紀さんが私宛に送ってくれた
作品が15年経った今、遅れて届くなんて…
佐紀さんの作品を読んであまりの完成度の
高さに衝撃が走りました…、この作品は
10年掛けて完結する長期間のシリーズ化を
したいと思いました…。
佐紀先生、寅男さんのお母さんである
加代さんの夢を継続させるため、
ぜひ私と一緒にアメリカに来て世界中の
子供たちに夢や希望や勇気や力を与える
手助けをしていただけないでしょうか?』
🙎清水佐紀:
『 ごめんなさい…、
私は …ずっと寅男ちゃんと一緒に
いたいんです!!』
米留辺仁志:
『 それはよくわかりますが、それは報われ
ない愛です。
御兄妹である以上、残念ながらおふたりは
結婚するこはできません…
また、血縁関係のある者では,その後のこ
とを考えるなら子供だってあきらめなけれ
ばいけないかも知れません… 』
🙎清水佐紀:
『 それでも構わない…
寅男ちゃんと一緒に居れるなら…
子供がいることだけがしあわせとは
限らない!!』
米留辺仁志:
『 確かにそうなのかも知れません…。
しかし、寅男さんはどうなんですかね?…
彼のような正義感の強い人が,兄妹で
愛し合うという罪の意識にフタをしな
がら生きることに耐えられると思いま
すか?
それに彼は,あなたの幸せを一番に
考える男です…
その彼が兄妹で一緒になることがあなた
にとっての一番の幸せだと判断すると思
いますか?
どちらにしても あと、3ヶ月間期間があ
ります。それまでに御返事をください。
寅男さん、私は あなたの正しい御決断を
期待します。… 』
😧ヨモギダ寅男:
『 米留辺さん… あなたはズルい人だ…
確かに,あなたは立派だよ。
私にはここまで思いもつかなかった…。
だが、
正義や何が正しいと 母の事や
子供たちの事まで持ち出し,
それを言い訳に盾にしてるのは
あなたの方ではないのか?…
今はどれだけ善人であろうと,私にとって
あなたは鰐淵さんと何も変わりがない。
今、あなたがしようとしていることは
過去に、あなたが 母と私を引き離した
ときと何も変わりはない、全てが自分
じゃないか…
元やくざであった,あなたが
こうして、誰かのために何かが出来てい
る… これだって形の違う愛で成立でき
ているということなんじゃないのか?
あなたは 自分たちはこうだから、私たち
に正しいことしろと,こちらの気持ちな
ど お構い無しに迫って来る。
一体、あなたに、何の権利があって
人に幸せ在り方に指図をしているんだ!!
私のことはどれだけ貶しても構わない、
だが、彼女の想いを侮辱し、彼女の心に
土足で踏み入るようなマネは…
私はぜったいに 許さない!!
佐紀を 侮辱するな~っ!!👉💢
悪いが 佐紀さんは連れて帰る!!☆
佐紀ちゃん、行こう!!😡』
🙎清水佐紀:『うん!!』
米留辺仁志:
『 ちょっと待ってください!!☆
これは15年前に佐紀さんが書いた物語の
一部です。
騙されたと思って、是非、読んでみて
ください……
私の言っている意味が御理解いただける
と思います。… 』
😡ヨモギダ寅男:
『 わかりました… 失礼します。』
《その⑤へ続く》