ポルシェ986ボクスターS パワステ電動化 その4 | AUTOBAHN MOTOR&KLUB909BLOG

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外車専門自動車屋の活動日記

ポルシェ986ボクスターS パワステ電動化 その4です。

ようやくポンプ取付けまで来ました。

ポンプはトヨタMR-S用の電動ポンプの流用です。

 

海外ショップには電動P/Sのキットも売ってますが2~30万円しますね。

 

MR-S用は中古で結構な量が流通しているので2~3万円出せば程度がいいものが買えます。

高圧パイプの出口は交換します。

 

ステーに取付けして

 

パイプの長さを調整します。

 

パイプとボディの間には

 

グロメットを入れて傷が付かないようにします。

 

高圧側パイプはビニールの保護が巻いてあるので剥がします。

 

高圧側はアダプター、低圧側はホースを取り付けてポンプへ繋ぎます。

 

リレーやヒューズを付けた配線キットを作って

配線を繋いで

ポンプ回りが完成です。

 

パワステオイルを入れました。今回使うのはトヨタ純正のこのポンプ用のオイルです。

ラックに合わせるかポンプに合わせるか迷うのですが、

ポンプが壊れたほうが大変なことになるのでこちらにしました。

 

ポンプ周りとラックに漏れが無いかを点検しておきます。

漏れは無さそうです。

 

バッテリーやポンプを止めるボルトの飛び出した部分はカットします。

 

錆止めを塗っておきます。黒しかなくて色違いになって申し訳ない。

 

フロント側が完了したのでエンジン側を戻していきます。

 

インマニパッキンは新品に交換。

 

回りは汚れていますがインマニの取り付け部はきれいにします。

 

インマニとプレナム、スロットルとインテークホースを戻しました。

 

エアクリーナーケースを外した跡です。

 

空いた場所へこのエアフィルターを付けます。

小さくても内と外から吸うので見た目より吸い込み面積は広いです。

 

インテークを保持するステーを作成。

 

エアマスの所でボディに固定しておきます。

 

インテークホースから他車のエアマスケースとアルミパイプ、シリコンホースを使い

エアフィルターを取付けします。

 

エアマスは元も物を取り付けます。

 

サイドの吸入口から見るとこんな感じです。

 

下から見るとこんな感じです。耐熱用にカバーをつけてもいいかもしれません。

 

追加でミッションオイルを交換します。

元々はカバーに穴は無いのですが、サーキット走行などで頻繁に交換する方には

アンダーカバーに交換用の穴を開けます。

 

これでカバーを外さなくてもオイル交換できます。

 

ドレンP/Kも交換してミッションオイルを入れました。

 

吸入口も少しだけ加工してあります。

 

最後に養生してからエンジンルームを洗浄しました。

 

垂れたパワステオイルをきれいに洗ってからエアブローして乾燥させます。

 

トノカバーとトランクを付けて試運転後にパワステオイル漏れとポンプに異常が無いかを

確認して完了です。