ポルシェ912 点検整備 その2 車検編(足回り編) | AUTOBAHN MOTOR&KLUB909BLOG

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外車専門自動車屋の活動日記

ポルシェ912 点検整備 その2 車検編(足回り編)です。

足回りもほぼ交換が必要な状態です。

 

フロント足回りですがタイロッド、ロアーアームジョイント、ハブグリス交換、ショック交換、ブレーキパッド・ローター交換、キャリパーOHするので全て分解しました。

まずはブレーキ回りから。

キャリパーは4箇所OHします。

ブリーダーも交換します。これは最近のポルシェでも使っているので在庫があります。

シール交換しました。ピストンは組み込む角度があるので要注意です。

細いタイプのブレーダーも交換します。

 

ピストンのセンターにピンがあるタイプです。

ピストンの腐食はありませんでした。再使用できてよかったです。

キャリパーの錆は落としますが塗装まではしません。

旧車は地のままのほうがそれっぽいかなと。

 

タイロッドはターボタイプへ交換です。ブーツも変わるので一緒に交換しました。

 

フロントショックはインナーを交換しました。KONI製です。

 

ロアーアームのボールジョイントを新品に交換。

 

ブレーキローターを交換します。ハブベアリングを洗浄してグリス交換してあります。

ハブシールも交換しました。

 

ハブをつけてプリロード調整します。

 

キャップ取り付け。

 

フロントキャリパーをつけてパッド交換しました。ピンやプレートも新品です。

 

リアはサイドブレーキは問題ありませんでしたのでグリスアップだけしてローター交換しました。こちらもキャリパーをつけてパッド、ピン、プレートを交換しています。

 

リアの足回りはショック交換だけです。KONIのショックです。

 

ブレーキホースをメッシュタイプへ交換後に、ブレーキフルードも交換してエア抜きしました。

 

ここまでやったらブレーキマスターも交換したほうが良かったかなと思いました。

タイヤも4本交換後にアライメント調整しました。

 

お客様からのご依頼でホイールへスピードセンサー取り付け。

ラリー用の物だそうです。ホイールに磁石をつけてパルスを拾うタイプのようです。

 

以上で足回り編は終わりです。

次回はエンジン編です。