ポルシェ912 点検整備 その2 車検編(足回り編)です。
足回りもほぼ交換が必要な状態です。
フロント足回りですがタイロッド、ロアーアームジョイント、ハブグリス交換、ショック交換、ブレーキパッド・ローター交換、キャリパーOHするので全て分解しました。
まずはブレーキ回りから。
キャリパーは4箇所OHします。
ブリーダーも交換します。これは最近のポルシェでも使っているので在庫があります。
シール交換しました。ピストンは組み込む角度があるので要注意です。
細いタイプのブレーダーも交換します。
ピストンのセンターにピンがあるタイプです。
ピストンの腐食はありませんでした。再使用できてよかったです。
キャリパーの錆は落としますが塗装まではしません。
旧車は地のままのほうがそれっぽいかなと。
タイロッドはターボタイプへ交換です。ブーツも変わるので一緒に交換しました。
フロントショックはインナーを交換しました。KONI製です。
ロアーアームのボールジョイントを新品に交換。
ブレーキローターを交換します。ハブベアリングを洗浄してグリス交換してあります。
ハブシールも交換しました。
ハブをつけてプリロード調整します。
キャップ取り付け。
フロントキャリパーをつけてパッド交換しました。ピンやプレートも新品です。
リアはサイドブレーキは問題ありませんでしたのでグリスアップだけしてローター交換しました。こちらもキャリパーをつけてパッド、ピン、プレートを交換しています。
リアの足回りはショック交換だけです。KONIのショックです。
ブレーキホースをメッシュタイプへ交換後に、ブレーキフルードも交換してエア抜きしました。
ここまでやったらブレーキマスターも交換したほうが良かったかなと思いました。
タイヤも4本交換後にアライメント調整しました。
お客様からのご依頼でホイールへスピードセンサー取り付け。
ラリー用の物だそうです。ホイールに磁石をつけてパルスを拾うタイプのようです。
以上で足回り編は終わりです。
次回はエンジン編です。