ベンツW211 エンジンチェックランプ点灯&水漏れ修理 | AUTOBAHN MOTOR&KLUB909BLOG

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外車専門自動車屋の活動日記

ベンツW211 E350がエンジンチェックランプ点灯修理で入庫しました。

テスターでチェックするとインテークのタンブルフラップ不良がメモリーされていました。

これは前に書いたので省略しますが、インマニ外して金属製の対策品に交換して治りました。

 

ユーザーさんは言ってませんでしたが、ウォーターポンプ回りに水漏れの跡がありました。

W/Pがダメだということで交換することになりました。

 

外してW/Pを点検しても、いつもの軸の穴から漏れている様子がありません。

よくよく点検してみると赤丸の部分にガスケットがずれている部分があります。

ガスケットの組み方不良かと思いましたが、

 

ガスケットがずれている様子はありませんでした。

 

試しにガスケットをエンジンに付けてみるとガスケットが合いません!

 

W/P自体が違う物が付いていたようです。

このエンジン用のW/Pを発注して形が合っているのを確認して取り付けるとまだ水漏れします・・・

もう一回外してみるとガスケットが合わない物がきてました!!(最初についていた物と同じ物)

これは部品メーカーの組み合わせミスですね。

 

たまたまこのガスケットは2種類とも在庫していたので合うものに交換。

 

今度は大丈夫です。W/Pを取り付けて水漏れが無いのを確認しました。

 

ちなみにW/Pにつくアイドラプーリーも、材質と取り付けの高さが変わるので交換しないとダメです。

ということは間違ってつけたW/Pの時にプーリーも変えたんですね・・・

 

この車はE350の初期型で1年後ぐらいにW/Pが変わったと思います。

プーリーが樹脂から金属へ変わっただけだと思ってましたが、微妙に形が変わっていたんですね。

そこまで変えたなら取り付け出来ないくらいまで変えてくれればこういう間違いが起きないとおもうのですが。