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黒歴史の廃棄処理場

かつて、一人の男が作り続けていた黒歴史の墓場。

一部15禁程度の描写があるので、(整理はしたが)閲覧注意。
そうでなくても、公開しているのは黒歴史。帰るなら左上。

それでも、と言う方はごゆっくりどうぞ。

タグ分けました。



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石の階段を下りて行く内に、扉が見えてくる。
先に立っていたラフトが扉を開けるものの、部屋の中は真っ暗で何も見えなかった。


「師匠、何も見えないぞー!」


言いながらレンが部屋を覗き込むと、独りでに燭台の蝋燭に明かりが灯る。
幾つもの灯火が部屋の中を照らす。


「んん、何の部屋だ?」


石のテーブルのような物、鉄の炉。
レンにとっては見慣れないものばかりだった。


「この部屋に入るの、久しぶりだな。どこもかしこも埃を被ってるな。」


石の床はひんやりと冷たく、空気は埃っぽい。
どこか無機質な雰囲気をかもし出しているのは、木製のテーブルが煤で黒くなっているからだろうか。
ラフトが部屋の様子を眺めていると、突然レンが騒ぎ出した。


「師匠!何でこれ、こんなに沢山あるんだ?」


レンがどこかはしゃいだ声で指差す。
円筒型の箱の中に、何本もの刃物の刀身と思われる物が無造作に入っていた。
柄の取り付けられていない、細長く僅かに反った曲刀。
街の衛兵が持っていた物にもよく似ている。


「あー、それは影打だ。」
「かげうち?」
「要するになまくらってこと。」
「なまくら?」
「失敗作と言ったところだが、前に衛兵に支給されてたものよりはよっぽどマシな物でね。一度、あんたにも触らせただろ。」
「師匠が作ったのか?」
「作って、衛兵相手に売った。だから、今では衛兵にはそれと似たような物が支給されてる。」
「えっ、師匠って魔術師じゃなくて鍛冶屋だったのか!?」
「最初は、何故魔法で再現できないのかって言うのを調べるためにやってたんだよ。今となっては、時間だけはいくらでもあるからな。」


ラフトの発言に、レンは疑問を抱く。


「・・・あれ、師匠って人間じゃないのか?」
「人間だよ。昔は、ね。」
「ふ、ふぅん。」
「その話は今度な。」


ラフトが施設を指を差しながら説明する。


「そっちの金床周りが鍛造用の設備で、そこの砂とか炉とかは鋳造に使う設備。」
「こんなでっかい装置どうやって用意したんだ?そもそも師匠、どうやって作ってるんだ?」
「分からない事があったら“とりあえず魔法”って思っておけばいい。」


あながち嘘でもない、とラフトは呟くが、レンは笑っていた。


「火の扱いには慣れてるだろうし、ここは自由に使っていいぞ。」
「そんなこと言ったって、使い方わかんないぞ!」
「上に参考資料・・・取り扱い説明書から材料工学、加工学の教科書まであるから、勝手に読んでいいからな。」
「わかった!でも自信ないぞ。師匠、教えてくれよ!」
「その内な。」
「手取り足取り、な!」


適当に返事しつつ、ラフトは部屋の外の方へ向かう。


「あー、その辺の剣は勝手に貰っていっても構わんからな。」
「良いのか!?・・・あ、そう言えば師匠。これ、失敗作って言ってたな。」
「言ったねぇ。」
「成功したのは無いのか?」
「あるよ。」
「しまってあるのか?」
「さぁ、ねぇ?」



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このシリーズ、会話分が多くて読みにくいかも?