黒歴史の廃棄処理場 -10ページ目

黒歴史の廃棄処理場

かつて、一人の男が作り続けていた黒歴史の墓場。

一部15禁程度の描写があるので、(整理はしたが)閲覧注意。
そうでなくても、公開しているのは黒歴史。帰るなら左上。

それでも、と言う方はごゆっくりどうぞ。

市街を囲む塀の門の前にやって来る。
塀で囲うほどの仰々しい市街、とは言ったものの人口は多くなく、村と言った方が近いかもしれない。
金属鎧の衛兵に軽く挨拶をし、門をくぐろうとするがラフトは引きとめられる。
引きとめたのは衛兵ではなく、弟子のレンだ。


「あれ?兵士さん、ちょっとその剣見ても良いか?」
「これか?構わないが・・・」


腰に下げた剣をレンに手渡す衛兵。
自ら丸腰になっていいのか、とラフトは苦笑する。
レンは鞘から剣を抜く。
刀身は細く、僅かに反っており波模様が入っている。
柄はよく見られる一般のもので、鞘も剣に合わせて作られたと見て取れるが、刀身の方は普通の剣とは違っているようだ。
そして、レンには見覚えがあった。


「これって、貴重なんじゃないのか?」
「ん?あぁ、そうか。確かに、珍しいかもな。だけど・・・」


衛兵が説明する前に、ラフトが口を挟む。


「別に、特別な製法があってそれが貴重ってだけで、武器は貴重でもないだろ。」
「それって武器も貴重じゃないか?」
「作れる奴がいるんだよ。」
「おお!じゃあ、その人を見つければ私も買えるのか!?」
「・・・まぁ、模倣品を作って売ってる奴はいるかもな。」


衛兵に剣を返すと、不思議な師弟は街へと入っていった。
後姿を見送りながら衛兵は何か呟いていたようだが、二人には聞こえていなかった。
忘れていたように、ラフトはレンにフードを被せる。


「一応、身形は隠しておけ。石ころ投げられても知らんぞ。」
「お、おう!」
「俺も最初はあまり良い目で見られなかったからな。」
「そうなのか?」
「まぁこんな身形だしな。魔術師でもなければ、こんな埃臭くて重いローブ着ねぇよ。」
「じゃあ何で着るんだ?」
「見た目以上に頑丈だし、これ1着で外套から部屋着までこなしてくれるからな。」


話しているうちに、衣服を売る店に辿りつく。
扉を開けると、扉の上部に取り付けられている鈴の音がなった。
店主がこちらへ目を向ける。


「お!よう、旦那。・・・って、今日は連れがいるのか。」
「こいつの服を探しにな。」


店主が、ラフトよりも背の低い、フードを深く被りこんだ人物に目を向ける。


「見事に、見てくれだけじゃ何も分からない状態だな。体型も、そいつの持つ雰囲気もわからねぇ。」
「まぁ、ワケアリでな。」
「おう、ワケアリだぞ!」
「そうかい。まぁ、旦那の連れだからな。」
「なんでまぁ、ある物から選ぶからこっちに任せてくれ。」
「オーダーメイドも出来るぞ?」
「採寸取るだろ?」
「・・・そうかい。」



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いつか雑な伏線を拾いきるのだ!(希望的観測)