近況報告 | クラインフェルター症候群(シンドローム) 略してKSと言うらしい~私がここに生まれた意味を求めて~ブログ

クラインフェルター症候群(シンドローム) 略してKSと言うらしい~私がここに生まれた意味を求めて~ブログ

平成27年3月中旬。47xxyと診断されました。どう向き合っていけばよいのか。ホルモン補充療法はまだ行っていません。これまで自分の不甲斐なさに悩み、死にたいと思ったこともあるけれど、事実を知ったからには受け入れて前を見るのみ。生きます。

こんばんは。

お久しぶりです。

 

ヨーゼフです。

 

生きてます。

皆様お元気でしょうか。

 

私の近況を申し上げますと、現在もホルモン補充を続けております。

 

具体的には、2週間に1度、250mgを続けています。仕事のタイミングが悪かったり、ついうっかり受診を忘れてしまったりして、飛ばしてしまったこともありましたが、それでも少なくとも4週間に1度(250mg)は必ず受けるようにしています。皆様はどのくらいの頻度で補充をしているのでしょうか。最近は、お試し?で10日に1度、250mgを打つようにしています。

 

というのも、2週間に1度のタイミングでは次回の注射前の血液検査の結果を見ると、必ず男性ホルモンが基準値を下回っていました。そこで、10日に1度250mgにしてみたところ、おかげさまで基準値内をキープ。だからといって、毛むくじゃらになったわけでもありません。定期的に運動などをしていれば、違いが分かるのかもしれませんが、今は寒いですし、継続的に筋肉の成長を見るような行動はしていないので、違いは一切わかりません。基準値内をキープしているのだろうと思えることが、心のよりどころというのか、一つの満足感になっているのかもしれません。

 

私の場合、良いのか悪いのかわかりませんが、注射を打った後も、注射を打つ前日になっても、体調の変化がありません。2週間に1回でも、4週間に1回だからといっても、注射の前後で、体がだるくなったり、頭痛があったり、火照ったり、という感覚はこれまで一度もありません。体調が優れないわけでないなら、打たなくてもいいんじゃない?という見方もありますが、私の補充目的は次のことです。

 

それは外見を変えることです。注射を打つ前は医師からアラブ人のようにモジャモジャになる人もいるくらいだと聞かされていましたが、私の場合はまだそこまではなっていません。注射を始めてから・・・どのくらい経つでしょう。7年は経っていると思いますが、上ヒゲとあごヒゲ、頬に少し生えている程度です。もみあげはいまだつながっていません。私は昔からヒゲを生やしたいと思って生きてきましたが、大人になっても30代になってもあまり生えてこず、それがクラインフェルターゆえに生えないことを知り、しかし、かつてより希望していたヒゲを生やすことができるのならということで注射を始めました。これについては叶ったので注射をしてきて良かったと思っています。

 

とはいえ、ホルモンは血液に乗って?、全身を巡るはずなのでヒゲにだけ効果を表すのは本来難しいと思いますが、私の場合はそのほかの体毛にはほとんど影響していません。へそ毛や太ももには若干増えましたが、以前を知らない人からすれば、無毛に近いと思います。腕毛はもともと生えていませんでしたが、今もまったく増えていません。そういう意味で、私が注射をした目的は最大限(の効果)かつ最小限(の範囲)に叶っています。欲をいえば、腋毛が増えるとよかったですが、どういう流れなのか最近は男性脱毛を好む方も増えているようなので、私のコンプレックスは以前ほどではないのかもしれません。寧ろ私のような毛の少ない体に憧れる男性にしてみれば、お金も時間もかけずに手に入れられて、と羨ましがられるのかもしれません。

 

注射の効果としてもう一つわかることは声。低い声も出せるようになりました。声だけは注射の効果が無くなってくると低い声が出しにくくなるような気がします。

 

ホルモン補充しようか悩んでいるクラインフェルターの方の参考になれば幸いです。

 

 

さて、一昨年の7月に籍を入れ、あれから1年半が経ちました。

私も妻もおかげさまで健康を維持し、生きております。

 

昨日、人生初のハーフマラソンを完走してクタクタのはずの妻でしたが、

めがねを壊してしまった私の眼鏡屋訪問についてきてくれました。

 

帰ってくるや冷え切った体をこたつで温めると、

ほっとしたのかすぐにスヤスヤと寝息を立てている妻にキュン。

ささやかですが、台所の洗い物、洗濯を済ませておきました。


お互いのことを互いに考えることができる相手と出会えました。

私は本当に幸運な人生だと思っています。

 

クラインフェルターであることも、

ホルモン補充したことも、

あの時ああしたこと、こうしたことすべての選択が

彼女との出会いにつながっていたのだと。

 

この世には様々な病気や障害がありますが、

もし生まれてくるときに1つだけ選ぶとしたら

クラインフェルターなら全然いいかな。

今のところはですが。

 

 

最近、今後のことで妻とある相談を始めました。

 

それはまた次回の話。