新型肺炎から見る科学力 | 水がめの北斗星

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北海道に住む学生が自身の立場から考えるあれこれ

どうも。水木久蓮です。

 

何やら新型肺炎が広がり、大変なことになってますね。

各国の医療機関が懸命に治療しているようですが、なかなか上手くいっていないようですね。

なんでも原因は新型コロナウイルスならしいんですが、このウイルスがどうも人以外の動物由来みたいで、コウモリの型に似ているから感染源はコウモリであることはほぼ確実なみたいですが、問題は感染経路がどの動物なのかです。

北京大学の研究チームはそれが蛇だとする論文を出しましたが、これが物議を醸し出しています。まあ普通に考えても、コウモリという哺乳類から爬虫類に移ってからまた哺乳類の人に移るのは確かに考えにくいですよね。

というかそもそも、疫学調査でウイルスの感染元が市場であることがわかっているので、市場の衛生環境をしっかりチェックしていれば、今回の一件は予想できたのではないでしょうか。

全ての生物の研究を行えとは言いませんが、少なくとも自分たちの食べるものくらいはお金にならなくてもしっかり研究した方がいいと思いますね。

また、今回こんなに被害が拡大しているのも中国当局が報道を渋ったこと、それによって疫学調査が遅れたことに起因します。WHOも中国当局の報告を頼りにするしかないですしね。

これら一連の流れを見ると、やはりかの国は経済は発展してもまだまだ先進国とは言えないなという感じですね。

 

しかし、人ごとではありません。我が国も今のようにどんどん研究費を削っていけば、いつしか科学後進国に成り下がり、疫学調査もままならない国になってしまいます。そうならないためにも、科学研究費は削らず、むしろ今年よりは来年、来年よりは再来年とどんどん研究費を増やしていくことが必要です。