ブログを始めると言いながらもかなりの時間放置してしまいました。やっとまともな投稿です。
どうも、水木久蓮です。
今回は政治(?)ネタでいきます。
昨今、あらゆる分野で「東京一極集中」ということが問題視されていますよね。その打開策として「地方創生」というものがあるわけですが、ここでそもそも地方創生とは一体何なのでしょうか。
wikipediaによると『地方創生(ちほうそうせい)とは、東京一極集中を是正し、地方の人口減少に歯止めをかけ、日本全体の活力を上げることを目的とした一連の政策である。』ならしいです。
ja.wikipedia.org › wiki › 地方創生地方創生 - Wikipedia
これについてTwitterなどでも様々な意見が寄せられますが、その時によく出る話が「東京か田舎か、どちらが良いのか。」という話です。まあ大体は「田舎はクソ!」みたいな結論になるみたいですが・・・
しかし、僕は毎回思ってたんですが、この議論はあまりに極端な話じゃないですか?
大体引き合いに出される田舎は、ご近所付き合いが大変で、娯楽も少なくて、マイノリティーに厳しいみたいな感じですよね。
だから東京に行った方がいいみたいな。
でも、もし仮にその田舎に愛想を尽かして離れようと決めたとして、その田舎から東京に向かう間に絶対他の都会の街がありましたよね?田舎が嫌なだけだったらわざわざ遠い東京に行かなくても、同じ都道府県内の都会に住めばいいと思いませんか?
つまり、東京と田舎、という対立軸こそが東京一極集中の根幹な気がするのです。日本には東京以外にも、大阪や名古屋、福岡、札幌といった大都市はたくさんあるわけで、田舎が嫌な人全員が東京に行く必要はないわけです。第一、東京一極集中は東京に国の重要な機能が集中しているという話ですので、それを分散させるとしたらその受け皿は地方の大きな都市になりますよね。
というわけで、僕が思うに地方創生というのは地方の政令指定都市や中核市といった「田舎の都会」を発展させて東京以外の経済圏を強くするということであって、何も他者を受け入れようとしない田舎(もちろんそうでないところもあると思いますが)を無理矢理発展させようという話ではないと思います。地方の都市が発展すればその付近の田舎にも需要が生まれて結果的には田舎も発展することにはなるとは思いますが、農村部がなくなるのはそれはそれで国のあり方として違う気がします。
ではなぜ「田舎の都会」は東京より発展しないのか。一番簡単な話がインフラの整備だと思います。地下鉄ひとつとっても、東京では蜘蛛の巣のように地下鉄が張り巡らされていますが、他の街では地下鉄があるところの方が珍しいですよね。
逆に言えば、正しいインフラの整備や公共投資を行えば、街は発展するわけです。新幹線なんて良い例ですよね。金沢を見ればその効果は一目瞭然です。
このように、地方創生とは、東京以外にたくさんの拠点を作り、全国区での地域格差を是正する政策なのであり、その地域の中に都会と田舎があるのは良いのですが、そのどちらも発展しない構図になっていることが問題なわけです。そのためには国による財政出動を行なって地方行政にもっとお金を渡す必要があると思います。