題名が面白い本だと思い、購入しました。

 

「老けない人」の習慣、ぜんぶ集めました。

(編者:ホームライフ取材班。2023年9月25日発行。青春新書。1000円+税)

  本の紹介から。

  【明日からできる老けない習慣116項!】

  「50歳前後になると、同じ年齢なのに、若々しい人と、老け込んでしまう人がいる。見た目も体も老けない人は、そうでない人と何が違うのか。 本書では”老けない人”の習慣を、食、メンタル、ケア、考え方、動作、仕事、脳など、さまざまな側面から紹介する。」(以下の図は出版社のHPから)

  これでもか!という位、次々と出てきます。その多くは、どこかで聞いたことのあるような内容です。テレビ番組の「ためしてガッテン!(NHK)」とか「世界一受けたい授業!!(日本テレビ系)」などの健康を題材にしたテーマでよく出てきたものです。

  ホームライフ取材班の「主な参考書籍・主な参考論文・主な参考ホームページ」を見れば、納得できます。

 

  個人的に興味を持った所だけを、抜粋して紹介します。

 

  まず、食べ物について。これは、どこかで聞いたことのあるような(健康に良い)内容です。単語だけを挙げてみます。

  緑茶(カテキン)、納豆・オクラ(水溶性食物繊維)、生芋こんにゃく・黒豆・ワカメ・ヒジキ・黒ゴマ(セラミド)、発酵食品(善玉菌)、塩鮭・マグロ・サンマなど(EPA.DHA)、鶏のむね肉(イミダゾールペプチド)、牡蠣(ケラチン)、アーモンド(ビタミンE)、高カカオチョコレート(ポリフェノール)、コーヒー(クロロゲン酸)・ココア(フラボノイド)、オリーブオイル(オレイン酸)、トマト(リコピン)、サケ(アスタキサンチン)、乳酸菌(善玉菌)、ブロッコリースプラウト(スルフォラファン)、赤ワイン(ポリフェノール)、コケモモ(レスベラトロール)、卵黄(コリン)、カレー(クルクミン)、カシス(アントシアニン)など。


   食べ物以外にも、声・髪・皮膚・姿勢など老けた人特有の状態を防ぐヒントを述べています。個人的に参考になった文章を抜粋して紹介します。
1.カラオケが若さを保ち、ストレス解消に効くのは科学的根拠あり

  カラオケが趣味の人は脳の機能が若々しく、物忘れも進行しない可能性がある。

2.1日3分、大きな声で音読するだけで、声と顔を若々しくキープできる

  失語症のリハビリにも音読の習慣は必要です。以前はよくやっていたのですが・・・。

3.朝昼晩の「ベロ回し体操」で、老けて見える顔のたるみがなくなる!

  私は、朝食の後に「口の体操」をしています。失語症のリハビリとしては「パタカラ」があります。誤嚥を防ぐ体操です。

※詳しくはブログ2017年8月18日「失語症者の一日」(テーマ別:失語症)を参照にしてください。

4.歯茎が下がると10歳老けて見える!歯ブラシを鉛筆のように握って優しく磨こう

  私の歯ブラシの握り方は「パームグリップ」、ゴシゴシ磨くタイプです。毎度歯科衛生士から「ペングリップ」にしなさい、と注意を受けています。次の歯磨きからそうします。

5.ナイロンタオルでゴシゴシこするのはNG!手のひらで優しく洗って、若々しい肌をキープ

  これも私には当っています。皮膚の表面を覆っている皮脂膜を破壊し、乾燥肌になる可能性があります。これも、今日からは気をつけます。

6.若々しい同年代の同僚はランチのあと、こっそりウオーキングを習慣づけている

  ウオーキングが健康に良いことは実証済み(有酸素運動)。早足で歩くことを推奨しています。

7.寝るときに「羊を数える」のはムダ。何回か深呼吸をするだけで眠気が訪れる

  これは私自身実証済みです。テレビ番組で見たのですが、寝るときに深呼吸を数回して、リラックスします。肝心なのは、脱力状態をつくること。寝付けない人は、ぜひ試してみてください。

  これ以外にも、「水だけで洗顔すると老け顔になる」「味噌汁にオリーブ油で肌がつやつやに」「足りない栄養をサプリメントで補給していると、良くない結果を招く可能性あり」といった例もあります。

  この本で実践できることは、してみたいと思っています。年を取った今さら・・・という気がないわけじゃないのですが。