ロンドン旅行記はまとめ中なので

しばしお待ちください

 



ロンドンから帰国早々
名古屋に遠征した目的は


御園座にて




トンカツロック



FCでは新橋演舞場落選で
保険でエントリーした御園座が当選

歌舞伎会で新橋演舞場取れたので
どうしようか迷ったけど

御園座は完売してないようなので
親としては行くしかない


結果2回観て本当によかった


2002年にトニセン3人で上演された
作品を後輩3人で再演

少年の
岩﨑大昇
那須雄登
金指一世
が主演


枯れかけてた那須くんの声
復活してて安心


前回はそれほど感じなかったのに
平成レトロな下町人情噺が心に沁みて
最後は涙出そうだった

じわじわくるいいお話です




◆キャスト
 
岩﨑大昇:篠崎 優
那須雄登:花川助三郎
金指一世:井口 平

森迫永依:花川君子
山﨑玲奈:森村麻衣
柳 美稀:千絵

有馬自由:山田孝造
伴美奈子:国正てる代
楠見 薫:高沢真紀子
星田英利:国正藤吉


◆上演時間
第一幕 13:00~14:25(85分)
休憩  30分
第二幕 14:55~16:10(75分)


◆あらすじ
東京の東のはずれにある川沿いの下町、忠平橋商店街。

花川助三郎は、暴走族のリーダーだったが、今はトンカツ屋「助六」の店主として真面目に働いている。


「弱きを助け強きを挫く」、江戸っ子憧れの助六のようになりたいと思い、町内の揉め事に首をつっこんだり、ボランティアをしたりと、日々あちこちで世話を焼いている。

「若者が元気じゃねえ町に未来はねえ」が口癖で、地元のもんじゃ焼き屋の夫婦、美容院の店主、商店街の会長らを巻き込み、春の商店会のフェスティバルを盛り上げようと目論んでいる。

そんな助三郎も恋女房の
君子には頭が上がらない。
腹が据わったしっかり者で姉のように母のように助三郎を支えている。

店の常連客の
篠崎優は、近所の中学校教師。
どこか頼りない男だが、知的でエリート新聞記者の村田友美が自慢の恋人。
しかし仕事に打ち込む友美との心の距離がどんどん広がっていくのを、どうすることもできず、前向きな破局。

友美は北京支局に赴任で夢に一歩近づく。

優が勤める中学校には不登校の
森村麻衣が在籍しているが、親から見放され不良グループとつるんでいることを知り、教師として救ってあげたいと思っている。

店のキャベツ切りと出前担当の
井口平は、プロボクサーだったが、手の痺れと舌のもつれがおこり、心配性の助三郎にボクシングを辞めさせられた。

苦しい減量もなく好きなものを飲んで食べて、キャバクラにつとめる恋人の
千絵とも遊び放題の天国のような毎日。しかしそんな日々に違和感をいだきはじめ、再びリングに戻りたいという思いを捨てきれずにいた。


もやもやする平は助三郎とも千絵とも喧嘩になり家出、バイクを盗んで事故を起こし八戸で発見される。平はちゃんとけじめをつけてからボクシングをやめたいと思い、圧倒的に不利な試合を7万円で受けてしまう。

平の兄・ただしは助三郎の親友。助三郎が暴走族から脱退したことで自暴自棄になり、喧嘩で死亡。
平は非行に走り、オヤジをカツアゲする小学生だったのを助三郎夫婦が引き取り育てた。
助三郎は亡くした親友のこともあり、平にはちゃんと生きてほしいと願っている。

助三郎たちと偶然出会った麻衣は、昼スナックで歌の楽しさに目覚め、春フェスのバンドに加入。
しかしフェスには出られないことになる。麻衣の父は問題があり(暴力?)、麻衣の母とその恋人と3人でひっそりと逃げることになったのだ。優に別れを告げる麻衣は「絶対に死なない」と約束する。

平の試合はノックダウンから2回立ち上がったもののKO負け。
でも彼の顔は清々しく、ボクシングからの引退に悔いはない。

平は千絵と結婚し北海道に大工の修行に移住する。
桜舞い散る中、見送る町内会の人々。





ストーリーの柱は2つ

助三郎夫妻が
平の再生を助けようとする

中学教師の優が
複雑な家庭環境にある
不良中学生麻衣ちゃんを助けようとする

そこに下町の熱い人々が絡む

そして大人たちにも悩みや問題がある


悩める若者と
それを助けようと奮闘する
大人たちの物語に加えて

高齢化人口減少に悩む商店街の再生
外国人移民の受入と共生など

20年前の社会問題を散りばめた物語
現在でもその問題は古びてない

完全に解決することは難しくても
希望を持って前へ進んでいくことが大事


千絵ちゃんと結婚した平が
ボクシングから完全引退し
北海道へ大工修行へと旅立つ

麻衣ちゃんは母とその恋人と3人で
DV夫?から逃げて新しい生活を始める

2つの旅立ちが重なり
じんわりあったかいラストとなった



正直言うと
新橋演舞場で観劇したときは
ネタバレシャットアウトしてたせいもあり
セリフは聞き取れてるはずなのに
感情がなかなか腹落ちしてなかった


2回目観劇してみてその理由がわかった


那須くん演じる助三郎
森迫永依さん演じる君子
大昇演じる優

この3人が役柄に比べて若すぎる
たぶん20代後半の役なんだろうな

彼らの演技力に問題はないけど
見た目の違和感が大きい

特にきみちゃんより
千絵ちゃんのほうが大人びてるのは
かなり違和感がある

舞台上での物語を納得するためには
観客側に想像力が必要



あと毎回アドリブがあるのね

初回観劇では気付かなかったけど
2回目観劇したら確かに違う箇所がある


①緊急会見の内容
岩崎大昇の楽屋の前を通ったら
たらたりたる?
発音練習してるのが聞こえて
4割くらい噛んでた爆  笑


②ワニの名前
たいりゅ

過去の回ではウキショとか
なすたい、たいりゅ、なすりゅなど


③ワニの子守歌
ええじゃないか


④きみちゃん鼻歌
キンプリ最新曲 moooove!!
しかも那須くん踊ってたラブ


⑤バンドの人の演奏に合わせて?

(忘れちゃった)
那須くんが突然ジャンボリミッキー踊る
ともだちの藤井くんに教わったって


他にもあるのかなぁ
みんなよく見てるね

言われないと気付かなかった



冒頭のボクシング試合会場で
ビッグしょう(大昇)が歌うシーンで
顎いじりがあるの

大昇が19歳ごろだったか
ハイスクールヒーローやってた頃
彼の顎がしゃくれてきて
アイドルとしてどうなの!?と
親としてすごく心配してた時期があった

その後顎のしゃくれは落ち着いて
爽やかな青年に成長し
ほっと一安心

今回まさかの顎いじりで
大昇の顎に注目してたのは
私だけじゃないと知り
ちょっと焦る
大丈夫だよね・・・



名古屋から帰ってきて
頭の中をずっと巡っているのは
麻衣ちゃん(山﨑玲奈)の歌う
SPEEDのBody & Soul

楽曲自体が強いパワーを持ってるし
山﨑玲奈ちゃんの歌唱力が素晴らしくて
しばらく頭から離れなさそう



新橋演舞場での観劇記録

 



新橋演舞場での歌舞伎会チケットは
1階11列目

御園座でのFCチケットは
1階5列目

激近で双眼鏡いらず
通路もすぐそばで通る演者が間近
頑張った遠征のご褒美かな