南青山にある
紅ミュージアムにて開催中の

ミニチュア愛!
ミニチュアらぶ!




ミニチュア好きな方々には有名な
川内コレクション
ぎっしり展示されてる
たまらん展覧会です


川内コレクションとは

雛道具研究家の川内由美子氏が
長年にわたって蒐集された
ミニチュア雛道具類を中心とする一群



入場料金600円でもいいけど
どうせなら200円追加して
限定リーフレット付き800円で



 

展示作品は写真OKだけど
キャプションは撮影NGなので


このリーフレットがあると
なんの写真撮ったかわかるのもある

説明もあって嬉しい




展示で一番充実していたのは
極小美を好む江戸の趣味人に
大人気だった七澤屋の作品

これ、すごくない?

写真だと
サイズ感がわからないのが残念

とても小さいの


でもこの貝あわせ

ちゃんと美しい絵が描かれている

蝶とか朝顔とか

よーく見るにはアートスコープ必要な
小ささなのに精巧

漆や蒔絵も本物と同じ手法で
サイズだけ極小


化粧道具

模様が細かいしハサミもすごい


お香の道具



碁や将棋




上野にあった七澤屋
天保の改革の頃「贅沢屋」と
呼ばれるくらい
七澤屋の雛道具を一式揃えるには
相当の財力が必要だったのに

特注品ではなく
一定数作られた既製品だというのが
驚き

将軍家だけでなく
江戸には財力のある大名や町人が
たくさんいたんですねー



さらに

オーダーメイドで特注品を作る
浅草の武蔵屋というお店や
日本橋室町の木屋漆器店など
七澤屋以外にもすごい技術力の
お店がいくつかあった


これは木屋漆器店の菓子箪笥

手前のお皿は1cm未満
でも細かい模様が美しいの



このへん
七澤屋より一回り小さいなぁ
と思っていたら

その隣に更に小さい
極小雛道具


 

 

すんごく小さい




犬筥のアップ

中列右の犬筥は
人形師吉田永光氏作だそうです

こんなに小さいのに
ちゃんと美しい模様が描かれている


この食器類もすごいよ


いやー
その小ささと精巧さにクラクラ


最後はもっと最近

ゆるっと見れるもの


大正時代のお台所



八百屋さん



食品サンプル的な

こういうのは
現代のミニチュア作家さんも
作ってそう



展示の最後にあったのが
川内由美子氏ご本人の
手作りミニチュア


サイズ感的には七澤屋のものより
だいぶ小さい


でもご本人のお言葉によると
なかなかプロのようには作れないと

アップで見ると
やはり精巧さが違うかな・・・


とにかく奥深いミニチュアの世界

楽しかったーラブラブ



4月7日までなので
ミニチュア好きな方はお見逃しなく

アートスコープ持参がおすすめ

土日祝は事前予約制です




七澤屋の雛道具
見覚えがあるなぁと思って
過去ブログ検索したら
以前サントリー美術館で見てました

あの展示もすごかった