12日にNHK-BSで放送された「球辞苑」を録画していたのをようやく見てみました。万波中正がビデオ出演していました。テーマは「外野手の捕殺の技法」。万波の外野守備、そして捕殺は天下一品ですからね。
万波が語ったところでは、①新庄剛志監督の1年目に直接言われたのは、すべての打球に突っ込むこと。そのため、投げにくい左足の前で捕ったら、ステップを2歩に減らして投げる。②2年目に移ったエスコンでは、天然芝で打球のネークが頻発するので、捕球の直前に間を作ることを、森本稀哲コーチに教えられた。
新庄監督と森本コーチのアドバイスが相まって、今のプレーになっているそう。ライト線の打球には全力で突っ込み、右足に体重を乗せて回転するなど、身振りを交えて説明していました。
でも、あんまりノウハウを放送で話して大丈夫でしょうか?スタジオには楽天の外野手・辰巳諒介もいましたし…。もっとも、万波が話したところで、誰でも簡単にまねできることではないので、心配無用っていうところでしょうか
他のコーナーでは、昨年9月の中日vs広島戦六回表での投手涌井秀章、打者矢野雅哉の対決。この打席だけで涌井は22投球、矢野が17本のファウルで粘り、ついに矢野が四球で出塁しましたが、1打席投球数、ファウル数共にプロ野球新記録でした。
ファウルの打つ技法を語る矢野に対し、涌井は、「四球を避けるため、ゾーンで勝負する。30球ぐらいなら粘っても許します」とマウンドと変わらぬ淡々とした表情に時折り笑みを交え、インタビューに答えていました。
さすがに涌井、大人の対応だなあと感心して見ていたら、スタジオの辰巳は「涌井さん、あんな大人のコメント出してますが、絶対怒ってますよ」と〝涌井の22球〟を解説して笑いを取っていました。
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