発表会の会場の本申請が終わりました。
はっきり決まったことで、身が引き締まる思いです。
さぁ、曲決めだ!
とアレコレ楽譜を引っ張り出すこの1週間。
これが弾きたい!という希望がある生徒さんがほとんどいなくて、ちょっとテンションが下がりそうになりつつも、私がいいと思った曲を弾いてあげると目を輝かせるんです。
皆、良い音楽と感じる心はちゃんと育っている。でも、曲をあまり聴かないんだなぁ…と。
私も小さい頃は、そんな感じだったかもしれませんが、小学生の高学年頃からは弾きたい曲が山ほどありました。
だけど、先生に決められてしまうので、これが弾きたい!とも言えず…
そんな時代でした。
だから弾きたい曲を聞かれるなんて羨ましすぎるとムズムズしてしまいます。(笑)
今日も3曲の中から、曲選びをした○ちゃん。
それに決めた理由を聞くと
「だって、これはペダル踏まないから。」
「え〜!決めた理由はそれ〜?」
「手だけで精一杯なのに、足が入ると頭ごちゃごちゃになる。」
まぁ、それはそうかもしれませんが…
選ぶ基準が…
そして早速予習をしたレッスン終わりに一言。
「全くもって弾けるようになる気がしない。」
大人びた口調でボソッと呟く○ちゃんに思わず笑ってしまいました。
「そんなこと最初っから言わないよ〜。まだ時間はあるからね。頑張るのみだよ。」
そう言うと
「練習時間をあと15分から20分増やします。」
と言って帰って行きました。
○ちゃん、エライ!
出来ないと思ったから練習時間を増やすという判断に至ったのはスゴイ!
そうやって伸びていくんです。
だから、発表会はやはり大事。
普段のノンビリしたレッスンからキリリッっと引き締まっていく子供達の姿を見るのが大好きです。