画像と台詞だけでは、かなり時間がかかりそうなので、今回はラノベっぽくなっています。
読むのが面倒なら、画像だけ見て飛ばしてもらっても問題無いレベルです…





【今までのお話】
幸せに暮らしていた大富豪の兄妹は、大人の黒い陰謀に巻き込まれて、幼い頃に離れ離れになる。
兄のギリアムはウィルと名乗ってホグワーツ魔法学校に入学、そこでかつて屋敷の執事長の息子ノアと再開する。
ノアは2人が屋敷を去った後、この陰謀の黒幕や失われた宝物を密かに探していた。
その過程で誕生したのが、怪盗シルキッドである。
またギリアムの妹アリーシャはアリスと名乗ってアイドル活動をしていた。
有名になれば、どこかで兄が見つけてくれるだろう、と思ったからだ。
3人を取り巻く陰謀を暴いて幸せに暮らすことはできるのだろうか?





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【登場人物】

ギリアム(ウィル)… 怪盗シルキッド
没落した富豪の長男

アリーシャ(アリス)… ウィルの妹
生き別れた兄に見つけてもらうためアイドルをしている

ノア(ノディ)…ウィルの親友
元はギリアム兄妹の家の執事見習い
誰に陥れられたのか探っている



【ノア視点】

今まで調べてきた情報で、屋敷に出入りしていた眼帯の弁護士の裏に海賊が関わっていることは掴んでいた。



世界に散らばった屋敷の宝飾品や美術品のコレクションは、海賊に奪われたものだが、ウィルとアリーシャの両親は、最悪の場合も考えて、どこかの島に財宝を隠したのだ。


その島は、先日ニュースで「海賊船が座礁した」と伝えられたあの島だろう。


アリスの持つ地図の片割れと鍵を手に入れると同時にアリスの安全を確保するには、怪盗シルキッドが何かを狙っている、とした方が警察などの警備が厳しくなるだろう。


盗むものは、なんでも良いのだ。

アリスは私たちが「地図と鍵」を欲しがっているのを知っている。

世間の目をアリスに向けていてもらえば、彼女の安全は守られる。




と、思っていた自分に怒りを覚える。

こんな無謀な計画にアリスを巻き込んではいけなかったのだ。


やつらは確実にアリーシャに近づいていた…。




「アリーが攫われた!」

守備は上々だったはずだ。

どこで間違えたのか?


「あの暗号が残されていた」

私たち3人だけが知る暗号。

そこに地図と鍵の在処が書かれていたが、アリーシャがいなくなってしまった。


地図が完成した。兄妹に託された秘密。

そのほかに、ギリアムにはコンパスが、アリーシャにはが託された。


まずは、アリーシャ救出が先決だ。

俺たちは怪盗シルキッド、やつらに思い知らせてやらなくては!





「お嬢ちゃん、お前が知ってることを全て言え!そうすれば命は助けてやる」

「嫌よ!」



「そこまでだ!ディビー・ジョーンズ!」

「誰だ⁈」

「15年前に貴様らに両親を殺された」

「あ?生き残った子どもか?刺客を何度も送ったのにしぶといやつだ」


「やられた〜」


「俺が相手だ!」

「うわーー〜」


「残ったのはお前だけだな」

「覚悟‼︎」


「やめろ〜〜うわぁ〜!」

※安心してください。悪の組織3人組はこの後警察の船に回収され、逮捕されました。





「お嬢様‼︎」

「助けに来てくれたのですね」

「あなたは、ノディさん?」


「ノアです。アリーシャ様」

「やっぱり!ノアだったのね!」


「お兄様‼︎」

「怖い思いをさせてしまったね」

「助けに来てくれる、って信じていました」




「悪の組織は、もういない。後は父上が残した謎を解くだけだ」

「それにしても、わたしに話さなくちゃいけないことがたくさんあるでしょ?」


「これからはいつでも会えるよ。約束する」


「3人の約束は絶対よ」



攫われたアリーシャ様を無事に救出し、しばし兄妹の再会を喜び合うことが出来た。

良かった。

ギリアム様もアリーシャ様も無事だ。




まだこの島に残された秘密を見つけていない。

それは、また次のお話しで。

今はしばらく再会の余韻に浸りたいと思う。


無事で良かった!

わたしのお嬢様。。



つづく





ご覧いただきありがとうございました。

最初はピーターパンのパロディにしようかな?と思っていましたが、あっという間にこんな感じになりました。

勢い、だけですね。




今回のvillainsです!


「どうも、楽しく演じさせてもらったよ」

「シルバニア相手じゃ、最初から勝ち目は無いね」「確かに」


悪役のみなさんありがとうございました!


次回がエンディングの予定です。

それでは、また。




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