地域のサロンで、映画「ナバロンの要塞」を | ほたるの学校

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新刊『ショウと伊介のふしぎなスケッチブック』がでました。どうぞよろしくお願いいたします。

観ました。原作『ナバロンの要塞』(アリステア・マクリーン)の映画化、1961年公開です。

 

1941年、ドイツはギリシャに侵攻しました。そして、中立国トルコを味方につけようと、ギリシャのナバロン島に要塞を作り、2基の大砲を備え付けました。ギリシャのケロス島には、イギリス兵2000名が孤立しているのですが、要塞があるため、助けにいけません。

 

そこで、要塞の大砲を爆破するための作戦指令がでます。その指令を受けたのは、6人の軍人です。

 

戦争の虚しさに、登場人物たちが気づいているのが印象に残りました。グレゴリーペック演じる大尉と、言い争いになった人が、「私は、職業軍人ではない。応召だ」「ぼくも応召だ」お互い精鋭なのですが、応召だと強調しあうのです。

大砲の爆破に成功して、2000人の命は助かったのですが、多くのドイツ兵の命が失われたことが残念です。

 

戦争は、本当に虚しい。

 

指令を出す上官の「おそらく生きて帰れまい」とつぶやく姿がとても寂しそうでした。

 

戦争の実像にせまるこの映画を多くの人に見てもらいたいと願いました。