『木挽町(こびきちょう)のあだ討ち』(永井佐耶子)昨年のNHK大河『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』と同時代の話です。木挽町芝居小屋の裏手で、若衆菊之助があだ討ちを成功させます。 しかし、このあだ討ちには、さまざまな事情があるのです。当時の芝居小屋、武家の次男、三男の生きる道など、多くの問題のなか、自分の道を探して生きる人々を描いています。 木戸芸者の「一八(いっぱち)」の視点、けいこ場の立師の「与三郎」の視点など、菊之助をめぐる人たちの想いを知り、最終的にああよかったと思いました。さすがです