私たちの自由な思考や感情、行動を制限し、悩みや症状を作りだす原因となる
「リミッティングビリーフ(制限を作りだす信念・思い込み)」
について、解説した記事「24のリミッティングビリーフ 」を作成しています。
私が最初にこのビリーフチェンジセラピーの公開講座に参加して、このビリーフがいかにして人の心に刷り込まれるのかについて勉強した時、
とても辛かったのを覚えています。
何故かと言うと、ビリーフの刷り込みの場面は、たいてい、家族との場面、両親との場面なのです。
ビリーフ幼少期にに刷り込まれるのですからまあ、当り前ですよね。
そもそも何でビリーフ(自分を制限する思い込み等)なんてものができあがあるのか
そして、刷り込みの場面を全て、親の立場から見てしまったのです。
・あ、あれ、私は同じ事を子どもにしてしまった
・うわっ、これもやっやっちゃっているよ
なので、結構辛い思いをしてしまいました・・・・・
ただ、ここで大事なポイントは、あくまで子どもがどう感じたかなんですね。
これは決して、親の立場で開き直るわけではなくて、
親が、しまった、傷つけちゃったかもと思って、何年も気に病んでいた事を子どもはケロッとしていたり。
ほとんど何とも思っていなかったことでもの凄く傷ついていたりするのです。
同じ両親から生まれても、傷つくポイントは違うのです。
ですから、
まだ子どもさんが小さいようなら、
「あなたは私(お父さん、お母さん)にとって、本当に大切な存在なんだよ。」
というメッセージをたっぷりと送ってあげてください。
もう成人しているようなお子さんであるならば、
「何かあったらいつでも力になるからね。守ってあげるからね。」
という思いで、見守ってあげてください。
両親ができる最大のことは、子どもの安心・安全基地になることと言われています。自分の人生は、自分で責任を持って、自律して生きなければなりません。
社会に出て、何か辛いことがあった時、帰る場所がある、安心できる、安全な場所があるということは、
子どもにとって、本当に大きな力になるのです。
これは思っている以上に本当に大きな資産(リソース)になります。
親が子供が成人した後まで責任を持つことはできません。
でも、「自分には安心・安全な場所がある」「自分には応援してくれている誰かがいる」という拠り所が心の中にあれば、
人生で困難な場面に遭遇した時に、問題解決のために立ち向かっていけるのです。
両親が子どもにできること
それは、
「あなたを応援しているよ」「見守っているよ」という
メッセージを発信し続ける事だと思います。