ほんの些細なことで、キレちゃって、大きな声出して怒ってみたり、大慌てで、騒いだりすると、なんだか器の小さい人という感覚で観てしまうこと、多いんじゃないでしょうか?
↑私のビリーフかもしれませんが(笑)
でもね、では、感情をそう簡単に表に出さない人、すぐに感情的にならない人が、全て器が大きいとは限りません。
さて、そうは言いながら、すぐに感情的になって、冷静に話ができないようでは実生活の上では困りますから、
なるべく感情的にならないように、冷静でいられるように、努力してる人、
多いんじゃないかな?
○○であってはいけない
○○でなければならない
をあまり持っていない人で、そんなに努力しなくても楽に冷静でいられる人は良いんです。
でも、努力している人は、それ、感情を抑え込んでいるんですよ!
もちろん、状況に応じて誰でもしていることではありますが、抑え込むことがあまり続くと、心と体にいろいろ辛い症状が出てくることがあります。
そして、我慢に我慢を重ねているからこそ、本当に些細なことでキレてしまったりするんです。
だからね、体と心にたまった感情とエネルギーを解放すること手放すことが大切になってきます。
米国の南北戦争当時の大統領だったリンカーンにこんな逸話があるそうです。
リンカーンが、前線のある将軍に対して、その行為を激しく非難し、厳しく責めたてた手紙が見つかったそうです。
激しく怒っていたことが文面からもありありと読みとれたそうです。
でも、この手紙は、相手の将軍に届くことはありませんでした。
そう、リンカーンが亡くなったあと、投函されていない手紙として発見されたのだそうです。
リンカーンは、手紙という形で文章にすることで、その怒りの感情を吐き出し、手放し、決して、本人にぶつけることはしなかったんですね。
この逸話は、相手を直接責めることはしなかったというお話しとして聞きました。
それはそれでリンカーンの人柄をしのばせる素敵なエピソードではありますが、
セラピストの視点からみると、
リンカーンは、感情を手放す方法をちゃんと知っていたんだなということが分かります。
自分の感情を紙に書き出すというのは、実は、
やったことがない人には想像つかないような効果があるんです。
さらに、書き出した後で、捨てちゃったり、燃やしちゃったりすると、さらに効果があります。
人によって、この方法が合う、合わないというのは確かにあると思います。
ただ、みんながみんなセラピーを受けることができるわけではありません。
ですから、是非、ご自分に合った、感情を手放す方法を見つけてくださいね。