クリミアの天使、ナイチンゲールについてある雑誌に記事が出ていました。
そう、クリミア戦争の時に、けがをした兵士を敵味方の区別なく看護した事で尊敬を集めている方ですが、
そのもう一つの面。
この方が従軍看護婦として戦地に行かれ、兵士たちの死亡率が激減したということがあったんだそうですね。
伝記を読まれた方とかはご存じなことかもしれませんが、戦地にある「トイレ」がとても不衛生だったのだそうです。
それを徹底的にきれいにすることで、病気にかかる兵士が減り、死亡率が激減したんだそうです。
そう、当時、戦地での死亡率のトップは戦闘による怪我ではなくて、病気だったんですね。
そのことを統計を取って原因を明らかにして、当時のヴィクトリア女王にビジュアル面で分かりやすい報告書をとどけ、現場の将校たちを説得し、「トイレ」を衛生的なものに変えたのだそうです。
「けがをした兵士を敵味方の区別なく看護した」ということからも、とても行動力に優れた方だと分かりますが、
コミュニケーションスキルにおいても卓越したものをお持ちだったのではないでしょうか。