昔々、経営コンサルタントをしていた頃。
問題解決志向か原因追究志向かというお話しがありました。
企業の分析を行って、強み弱みを把握して、問題の原因となっていることを見極め、それに対する手を打つこと。
これ、コンサルの基本ですよね。
いくら、あるべき姿を追って、素晴らしい戦略を策定しても
できない弱み、問題を持っているから現状がある。
本だけ読んでるコンサルタントは、
「現状分析なんかしたら、現状を容認してしまって、画期的な案は出てこない」
とか言いますが、結局成果は上げられません。
長所伸展法で知られるフナイ流だって、弱い分野であっても最低限の事は出来てることが前提です。
そして、同じようなことがセラピーの分野でも言われています。
解決志向セラピーなのか原因追求型なのか。
たしかに、火が燃えている時は、原因を探すより、まず、火を消し止めなければならない。
原因が分からなくても、消せる火もある。
ただ、消しても、消しても、次々と火が出てくることもある。
相手が無意識である以上、なにがしかのパターンを持っていて、このパターンを崩さない限り繰り返す可能性があるのです。
こうした時は、無意識の中のパターンを見つけることが必要なんだよな。
目の前のクライアントさんが何を必要としているかをはっきり見分けることが必要なんだよな。
この点、ヒプノは結構有力な手段だと思う。
うむ、それにしても、経営コンサルティングとセラピーを同列に論じるのはどうなのか?
両方の経験を持っている方とお話ししてみたい。