昨日の記事でこう書いた。
>では、どうして、預言されている10月に起きるはずの携挙(トランスレーション)が今年、2016年だと考えるのか、その根拠を示そう。
それはこのブログでも既に何回も書いているが、ひとつは世界情勢で、もうひとつは先の文で仄めかされている、と考えるからだ。
昨日はこの中の「世界情勢」に関して述べた。
つまり、「地球人の活動を見ると、それがあまりにも酷い、各国、各人が勝手なことをしている。あと1年以内にどこかの国(例えば北朝鮮)が核ミサイルを発射してそれが局地的な核戦争に発展したのではないか?(それが前の歴史で既に起きたのではないか?)
それで、悪魔軍団(悪魔的未来人)も忍耐の限界に達し、
『これ以上は待てないから、介入しよう=地球人征服計画を発動しよう=艱難をもたらそう』と決断して、今年2016年の11月からウイルスをばら撒くようにしたのではないか?」
というのである。
まあ、これは理解し易いと思う。
では、今日は、
>もうひとつは先の文で仄めかされている、と考えるからだ。
について説明しよう。
先の文とは「10月に携挙(トランスレーション)がある」という文言が含まれている文、その前後の文」についてである。
では、問題とされる文をもう一度挙げよう。
ノストラダムス 「アンリ二世への手紙」より、
天地創造からイエス・キリストの死と受難の時までと、その時から今までに起こった中で最も暗い日食が先行するでしょう。
そして10月に何らかの大きな移転が行われ、その結果、人々はどっしりとした大地がその自然の動きを喪失し、永遠の闇に沈んだと思う事でしょう。
春分の時期にはその前触れが起こり、そして後には極度の変化、治世の交替などが続くでしょう。
http://www.geocities.jp/nostradamuszakkicho/epistre/epistre2.htm
B4とB5 50節と51節
原典はこうなっている。
& precedera deuant vne eclypse solaire le plus obscur, & le plus tenebreux, qui soit esté depuis creation du monde iusques à la mort & passion de Iesus Christ, & de la iusques icy, & sera au moys d'Octobre que quelque grande translation sera faite, & telle que l'on cuydera la pesanteur de la terre auoir perdu son naturel mouuement, & estre abismee en perpetuelles tenebres,seront precedans au temps vernal,
この中の、
>そして10月に何らかの大きな移転(携挙)が行われ、
という部分は、
sera au moys d'Octobre que quelque grande translation sera faite,
なのだが、この原典を見ると、ピリオドが無い。
つまり、
>そして10月に何らかの大きな移転(携挙)が行わるでしょう。
のように、これでひとつの文ではないのである。
それだけでない。
この前後の部分にもず~っとピリオドが無い。
コンマ , とアンド & でずーっとズラズラと繋がっているのだ。
非常に長い文の中の一部分なのである。
フランス人にしてもどこで切っていいのか判らないから非常に読み難い文だろう。
これは、ノストラダムスがわざとそう書いた、と思われる。
日本語訳では、あまりにも長すぎて読み難いので、
>天地創造からイエス・キリストの死と受難の時までと、その時から今までに起こった中で最も暗い日食が先行するでしょう。
で一応区切っているが、原典では、ここでピリオドを打っている訳ではない。
では、「ノストラダムスは何故、このような長い文をかいたのか?」
というと、
「繋がっている文は関連しているのだから、この中のどこかに『この10月が何年の10月なのか?』
というヒントが隠されていますよ」
ということだ。
ノストラダムスはわざと時系列を混乱、混合、並列させて書いているので、このままでは解りにくい。
それで、先日書いたように、この文を時系列に沿って並べ変えてみる。
そうすると、
天地創造からイエス・キリストの死と受難の時までと、その時から今までに起こった中で最も暗い日食が先行するでしょう。
春分の時期にはその前触れが起こり、そして10月に何らかの大きな移転が行われ、
そして後には極度の変化、治世の交替などが続くでしょう。
その結果、人々はどっしりとした大地がその自然の動きを喪失し、永遠の闇に沈んだと思う事でしょう。
となる。
つまり、
>天地創造からイエス・キリストの死と受難の時までと、その時から今までに起こった中で最も暗い日食が先行するでしょう。
と
>春分の時期にはその前触れが起こり、
は、
>10月に何らかの大きな移転が行われ、
~10月に携挙が行われる
よりも前の出来事であり、
>そして後には極度の変化、治世の交替などが続くでしょう。
>その結果、人々はどっしりとした大地がその自然の動きを喪失し、永遠の闇に沈んだと思う事でしょう。
は、これの後、携挙が行われた10月よりも後の出来事だ、と解釈できる。
しかし、10月よりも後の出来事(携挙が終わった後の出来事)からは、この10月がいつなのかは特定できない。
特定できるのは10月よりも前の出来事の記述、
>天地創造からイエス・キリストの死と受難の時までと、その時から今までに起こった中で最も暗い日食が先行するでしょう。
と
>春分の時期にはその前触れが起こり、
の部分だ。
これは二つに分かれるが、まず、
>天地創造からイエス・キリストの死と受難の時までと、その時から今までに起こった中で最も暗い日食が先行するでしょう。
を考えよう。
これは、
>次節冒頭までをまとめれば「天地創造からイエス・キリストの死と受難の時までと、その時から今までに起こった中で最も暗い」となるが、これは要するにレオニが意訳しているように「イエス・キリストの死と受難の時を除けば天地創造以来で最も暗い」という意味である。
と注釈がある。
この文の
>その時から今までに
の「今}を「ノストラダムスがこの手紙を書いた時点」と受け取る研究家もいるが、これでは、この日食は「この時点よりも過去の日食を指している」となる。
ノストラダムスは預言(予言)を書いたのだから「過去の日食について書く」というのはおかしい。
更に「最も暗い日食」という表現もおかしい。
日食に暗い日食も明るい日食もあるだろうか?
そうすると、これは現実のどれかの日食を指しているのではなくて、「象徴、暗喩として何か別の事項を暗示している」と考えるべきだろう。
では、象徴的に考えるとどうなるだろうか?
ノストラダムスのいくつかの詩にもエクリプス(日食)が出てくるが、これらもどれか特定の日食を指しているのではない。
象徴として考えると、太陽は天使、キリストの象徴であり、月はサタンの象徴である。
だから、象徴的に考えると、
日食とは、太陽(キリスト)の前に月(サタン)がしゃしゃり出て来て太陽の威光を遮ってしまう現象だから、
「サタン(悪魔軍団)がキリスト(天使軍団)に勝利した」
ということを表している、
と解釈できる。
これが決定するのは1999年だ。
つまり、「キリストの再臨予定時=天使軍団の地球復帰予定時=1999年、に天使軍団が地球に復帰できなかったので、それ以後にも天使の地球復帰が叶わない、と決定されてしまった」
ということだ。
つまり、「地球人が天使を呼ばなかった歴史の1999年以降に」
という意味である。
残念ながら今回もそれに該当してしまったから、簡単に言えば、「1999年以後に」ということだ。
つまり、「1999年以後の(ある年の)10月に携挙が行われる」
ということで絞られてきている。
まあ、「全体救済(再臨)が出来なかったから個人救済(携挙)に移行する」
という意味で、イエスの言葉を挙げて少し前のブログでも説明したように当たり前のことである。
しかし「(天使を呼ばなかった場合の)1999年以後のある年の10月」
ではアバウト過ぎて、それが何年の10月なのかは特定できない。
それがより詳細に書かれてあるのが、
>春分の時期にはその前触れが起こり、
という文だと思われる。
これではその「前触れ」が何を指すのかは判らないが、推測できるのは、
>春分の時期にはその前触れが起こり、
>そして10月に何らかの大きな移転が行われ、
と続けて読んだ場合だ。
つまり、これは「春に起きる前触れと10月に移転(携挙)が起きるのは続けて起きますよ」
と言いたいのではないか?
ということだ。
つまり、「前触れと移転(携挙)は同じ年に起きますよ。
ある年の春に前触れが起きて、約半年後の10月に移転(携挙)が起きますよ。
10月に携挙があるとしたら、その半年前の春に前触れが起きますよ」
と言いたいのではないか?
と推測できるのだ。
これは、原典では続けて書かれてはいない。
間に別の句が挿入されている。
しかし、ピリオドを打たないので、ひとつの文の中に書かれてある。
これらは、「わざと簡単には解らないように捻ったテクニックなのではないか?」
と思える。
さて、では、「10月に携挙があるとしたら、その半年前の春に前触れが起きますよ」
としても「はて、その10月が今年だとして、今年の春に何か前触れが起きただろうか?」
と思うのではないだろうか?
「毎月毎日、色々な事件が起きて報道されているが、前触れ、と思われる事件、ニュースがあったっけ?
どれが前触れだったんだ?」
と疑問に思うだろう。
しかし、よく読んでいただきたい、その前触れとは、世界情勢や、経済情報、芸能人のゴシップなどのニュースではなくて、『携挙に関係した前触れ』なのである。
それでも「解らない」という人が多いだろう。
まあ、はっきり言うのも何なので、ヒントだけにしておこうか。
もし、「今年の10月に携挙があるとして、それを知っている人はいったい何人いるのだろうか?
この解釈はこのブログでしか言われていない。
私がいくら宣伝しても(?)ちっとも広まらない。
つまり、このブログを読んでいる人しか知っていない。
このブログを読んでいる人は、1日当たりの訪問者数からしてもせいぜい300人くらいしかいない。
しかも、検索等で来た一見さんも多い。
最新の記事を読んだ人はせいぜい100人か数十人しかいない。
その中には敵対者もかなりいる。
信じる、信じない、は別として、このブログを以前から継続的に読んでいて、このブログの過去ログも読んでいて理解している、覚えている、という人は何人いるのだろうか?
では、ノストラダムスが何を言いたかったか?というと
「10月に携挙がある、と言う人は同じ年、半年前の春にも前触れ、前兆を起こしていましたよ」
ということだ。
つまり、
「その人はその年の春にも同様のことを言っていましたよ」
「春に同様のことを言っていて、それは起きなかったけれども、それが前触れですよ。それが証拠になりますよ」
というのではないだろうか?
まあ、ここまでくると「解る人にだけ解ればいい」となる。
この記事にしても今朝書いている。
どんどん頭に文が浮かんでくるので、それを書き写しているだけだ。
私としても、「携挙はあって欲しい。艱難に遭うのは嫌だ」
と思うが、一方では「今日でなくてもいい。もう少し伸ばして欲しい」
というのが本心だ。
でも、世界情勢を見ても、「あと1年後、というのは厳しいのではないか?」
と思う。
それに、あれが前触れ、前兆だとしたら、やはり、この10月の可能性が高いのではないだろうか?
「信じてくれる人に確信を持たせるために春に前触れを起こしたのか?」
と思える。
とにかく、天使が合図(UFOの公然出現)を起こしたら、速やかに呼んだ方がいい、呼ぶしかないのではないか、
と思う。
今までの「前触れ」はその予行練習、心の準備のため、なのかもしれない。