ヨハネの黙示録に「彗星落下」の預言があった。 | 浅利幸彦の預言解読講座

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預言書(主に聖書とノストラダムス)を解読して未来を明らかにしていきます。
未来において艱難が起きますが、その前に天使軍団(天使的未来人)による義人救出=携挙、が行われる、と預言されています。

ノストラダムスの2-62の詩を解説したが、あの詩は
この歴史(今の歴史)の描写ではなくて、
「悪魔軍団が彗星の落下衝突を阻止する前の歴史=2016年の5月にカリブ海に彗星が落下衝突した歴史」、
を描写した詩ではないか?
として解釈した。

そういう前提で解釈すると、あの詩に関しては完全に辻褄が合う。
確かに、あの詩の解釈としてはそれでいいのかもしれない。
しかし、あの詩ひとつだけで、

「かつて、カリブ海に彗星が落下した歴史が存在したのだが、悪魔軍団がそれを阻止したので歴史が変更されて、この歴史では彗星落下が起きなくなった」
と考えるのは難しいだろう。


「ああ、そうですか」
と納得できる人は少ないと思われる。

「たったひとつだけの詩ではそれは証明できないのではないか?
お前は、さんざん『3月から6月までに携挙がある』と騒いでいたが、それが外れたので急遽作り出したこじ付けか、言い訳のようにしか思えない。
『預言書でもっと何箇所もそう解釈できる記述を見つけた』、
というのならばもう少し信用してもいいんだけど・・・」
と思う人が多いのではないだろうか?


確かにそれは私もそう思う。
あの詩ひとつだけでは心もとない。
私としても「預言書にもっと他にそう解釈できるような記述があるのではないか?」
とは思った。
それで「探せば見つかるはずだ」
とも思ったものの、今更全部の預言を読み直すもの面倒だ。
ブログの訪問者が急減してしまったので、記事を書く気が失せてしまった、という理由もある。


そんな時に、掲示板にこういう書き込みがあった。


投稿者: これって前史の彗星落下? 投稿日:2016年 6月 7日(火)


第二の御使が、ラッパを吹き鳴らした。
すると、火の燃えさかっている大きな山のようなものが、
海に投げ込まれた。
そして、海の三分の一は血となり、
海の中の造られた生き物の三分の一は死に、
舟の三分の一がこわされてしまった。


このHNの人は今まで見かけなかったので初めての人なのだろうか?
しかし、このHNは本来はこの投稿のタイトルにすべき意味のものだ。
以前に何回か投稿した人が、「私はこれに気がついたので知らせてあげよう」
と思って投稿したのかもしれない。
まあ、それはいいとして、


つまり、この投稿者は、私のブログを読んでくれている方で、
「こういう預言の記述がありますが、これは彗星落下の預言ではないのでしょうか?」
と教えてくれたのである。


確かに、この記述は「前の歴史の彗星落下の預言(描写)のように思われる。
ただ、この方はこの預言の出典は書いていない。
だが、私はこれを読んだだけで直ぐに、
「あっ、これはヨハネの黙示録の中の一節だな」
と解った。
というのも、「第二の御使が、ラッパを吹き鳴らした。」
とあるが、ヨハネの黙示録には「7人の御使いが次々にラッパを吹き鳴らしていく」
という箇所があるので、この文を読んだだけで、「これがヨハネの黙示録からのものだ」、
と解るのだ。

そして、この記述を読んで「ああ、そう言えばこういう記述があったなあ」
と思い出した。
それで、ヨハネの黙示録のこの箇所を探し出して、その前後の文を読むと、こうなっていた。


8:6そこで、七つのラッパを持っている七人の御使が、それを吹く用意をした。
8:7第一の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、血のまじった雹と火とがあらわれて、地上に降ってきた。そして、地の三分の一が焼け、木の三分の一が焼け、また、すべての青草も焼けてしまった。
8:8第二の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、火の燃えさかっている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。そして、海の三分の一は血となり、

8:9海の中の造られた生き物の三分の一は死に、舟の三分の一がこわされてしまった。
8:10第三の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が、空から落ちてきた。そしてそれは、川の三分の一とその水源との上に落ちた。
8:11この星の名は「苦よもぎ」と言い、水の三分の一が「苦よもぎ」のように苦くなった。水が苦くなったので、そのために多くの人が死んだ。
8:12第四の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれて、これらのものの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は明るくなくなり、夜も同じようになった。

(ヨハネの黙示録)


では、少しずつ解釈していこう。


>8:8第二の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、火の燃えさかっている大きな山のようなものが、海に投げ込まれた。


これは、まさに、「巨大な隕石、小惑星か彗星が海に落下衝突した様子が描写されている」、と解釈できる。


ヨハネの黙示録は、

「人類に起きた出来事は全てが神の意思によるもので、全てが神の計画である」
というスタンスにより記述されている。
このスタンスで「この世の初めから終わりまでの出来事をもれなく(象徴技法を駆使して)記録した預言書」なのである。
だから、神からの指令により、御使いが「火の燃えさかっている大きな山のようなものを海に投げ込んだ」
というように記述されているのである。


これが、前の歴史の2016年の5月17日に、彗星がカリブ海に落下衝突した事件の描写なのだろうか?
そうだとすると、ノストラダムスだけでなく、聖書のヨハネの黙示録にも同様の預言があった、ということになり、

「前の歴史では彗星の落下衝突があった」という大きな証拠になる。


>そして、海の三分の一は血となり、 8:9海の中の造られた生き物の三分の一は死に、舟の三分の一がこわされてしまった。


これは、彗星の衝突によって大津波が起きて、海中の生物の三分の一が死に、また、航海中や港に停泊中の船舶の多くが破壊されてことを表している。
当然、この大津波と大地震により地球人の3分の1くらいは犠牲になっただろう。


>8:10第三の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、たいまつのように燃えている大きな星が、空から落ちてきた。そしてそれは、川の三分の一とその水源との上に落ちた。


これは、8節の海に落ちた彗星とは別の大きな隕石が大陸に落ちた、と解釈できる。
この時期(2016年の5月前後)にいくつもの大きな隕石(小惑星か彗星)が地球に落下したのだろうか?
そういえば、この5月前後に地球のあちこちの国、地域で火球が見られた、という事件が多発した。

これらの記事が載っているサイトをいくつか挙げよう。

http://earthreview.net/meteor-fireball-with-loud-boom-in-mexico/


http://earthreview.net/fireball-10-times-brighter-than-full-moon-over-finland/


http://matome.naver.jp/odai/2145085930062426401


http://earthreview.net/huge-fireball-and-mysterious-trail-observed-over-arizona-us/





私も何年も前から色々なサイトをチェックしているが、
「この頃、やけに世界各地で大きな火球が見られた、という記事が多いなあ。
以前にはこんなにしょっちゅうにはなかったと思うが」
と感じてはいた。


これらの火球も、本当は地球に衝突した小惑星や彗星の痕跡なのだろうか?

つまり、「前の歴史では、この時期(2016年5月前後)に地球のあちこちに小惑星か彗星が落下衝突したのだが、悪魔軍団がそれらを全部、軌道を変えて地球への落下を阻止した」、

と考えられるのである。


>8:11この星の名は「苦よもぎ」と言い、水の三分の一が「苦よもぎ」のように苦くなった。水が苦くなったので、そのために多くの人が死んだ。


これは、結構有名な記述だ。
この記述は、「これは1986年の4月に起きたウクライナのチェルノブイリ原発事故を予言したものだ」
と考えられて、あの当時広まったのである。
というのは、ウクライナ語で「苦よもぎ」をチェルノブイリと言うので、「まさにチェルノブイリ原発事故の予言だ」と解釈されたからである。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%AC%E3%83%A8%E3%83%A2%E3%82%AE



だが、ここまで説明してきた私の解釈によると、
「11節は、チェルノブイリ原発事故の予言と解釈しなくてもいいのではないか?」
とも思えるが。


>8:12第四の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、
8:12第四の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれて、これらのものの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は明るくなくなり、夜も同じようになった。


>太陽の三分の一と、月の三分の一と、星の三分の一とが打たれて、


というのは、「星が打たれる~星が流される~急に星の位置が変わる」
とも解釈できる。
小惑星か彗星が地球に衝突して、地球に衝撃を与えてその結果、地球の回転方向や速度に影響を与えた、か、地軸を移動させた(ポールシフトが起きた)
と考えられる。


>これらのものの三分の一は暗くなり、昼の三分の一は明るくなくなり、夜も同じようになった。


これは、「小惑星が地表に衝突して直接粉塵を巻き上げたか、小惑星の衝突が地殻を歪ませて多くの火山の噴火を誘発して、火山の噴煙が大気を覆い太陽の光を遮ったので昼が暗くなった」、

と解釈できる。


このように考えていくと、黙示録のこの一連の記述は、

前の歴史(悪魔軍団が彗星の衝突を阻止する前の歴史)において、


海(カリブ海)に彗星が落下衝突して、大津波が世界中の沿岸部を襲い、
その後、世界各地の大陸に大きな隕石か小惑星がいくつか落下衝突して、
地球の自転方向や自転時間や地軸を変化させて(星が打たれて)、
多くの火山が噴火して噴煙が大気を覆い、空が暗くなった。


ということを描写している、と解釈できる。


つまり、前の歴史では、こういうような大事件、大災害が起きた、
と考えられる。


私は以前に出版した本においては、歴史の変遷は、

元史(最初の歴史)において、宇宙に脱出した人達が地上に残された人々を殺すために宇宙から電磁波を浴びせたためにポールシフトを引き起こし、そのために地球は凍りついた死の惑星になってしまった。


前史においては、悪魔軍団が初めに未来から戻って来て、艱難(疫病と大飢饉)を振り撒いて地球人を征服した。


今史において、遅れて未来から戻って来た天使軍団が福音預言書を歴史に付加して、義人から救出していく。


と考えていたから「小惑星か彗星が地球に落下衝突して、大津波、大地震、火山の噴火、地軸の移動などの大災害が起きた」
という事件は考えていなかったし、これらの災害は、これらの歴史の変遷の中のどこにも入らない。

だが、預言書で預言されていた、ということは、

「歴史の変遷の中のどこかの歴史において必ず起きた」、

と言える。
起きなかったことは預言されていないのである。


となると、
「小惑星か彗星が地球に落下衝突して、大津波、大地震、火山の噴火、地軸の移動などの大災害が起きた」
という事件は、

「前史(この歴史の少し前の歴史)において起きた」、


としか考えられないのである。


預言書を探せば他にもあると思うが、協力してくれた方がいたので、ここで報告しておく。