悪魔軍団と天使軍団による歴史の変遷はヘッドの置きあい合戦のようなものだ。 | 浅利幸彦の預言解読講座

浅利幸彦の預言解読講座

預言書(主に聖書とノストラダムス)を解読して未来を明らかにしていきます。
未来において艱難が起きますが、その前に天使軍団(天使的未来人)による義人救出=携挙、が行われる、と預言されています。

時空構造と歴史の変遷についての質問が多いので、シリーズを中断して今日はこの問題について回答する。
この問題については、私もイメージとしては何となく解っていても他の人に解り易く説明するのが難しい、ということもあり、取り上げるのを後回しにしていた、という面もある。
しかし、これは私の説の基本、根本をなすものなので、これを理解できないと私の説に入っていけない、という人も多いようだし、また、これに関する質問も多いので、今回まとめて回答することにした。


では、今日は、「時空構造と歴史の変遷について」喩えというよりも実際、現実で考えてみよう
とはいっても、科学的、物理的に証明できるものではないので、多分実際はこうなっているだろう、という想像ではあるが。


我々は宇宙空間の超螺旋の軌道上を超高速(超光速)で移動していて、その移動することによって映像が再生されている、と考える。
これは、トンネルの壁面にアニメが描かれていて、車で移動するとそのアニメがテレビで見るように動いて感じられるようなものだ、と考えて欲しい。
しかし、時空というのは、

「一繋がりであって、全部が連結されていて同じ速度で流れている」

という原則があるので、一台の車で移動している、というよりも、「動いている電車の車窓から外のアニメを見ている」、と考えた方がいいだろう。



ひとつの時間の世界を「時間系」というが、我々が乗っているひとつの車両がひとつの時間系である、といえる。
この電車の車両は果てしなく繋がっていて、我々が乗っている車両はその中間にある。
この車両内では自由に動き回れるが、別の車両にいくことはできない。
我々はただこの車両にいて移り行く景色を眺めている。


では、まず、最初の歴史、元史のスタートから考えよう。
先頭の時間系を考える。
この電車でいったら先頭の車両だ。
元史では地球人は物質文明を発達させて西暦2000年頃にスペースコロニー計画を実行してしまった。
一部の人間だけが宇宙へ脱出して助かり、その子孫が宇宙を彷徨った。
この先頭の時間系の地球は凍りついたまま永遠に流されていく。


地球人の子孫も宇宙のどこかで生きながらえたとしても、ただ流されていくだけだ。
どこかの惑星に住んだとしても、ただ同じ時間系で流されていくことには変わりない。
先頭の車両から出て行くことはできない。
別の車両には移れないのである。
同じ時間系の中の移動(横の移動)はできるが、別の時間系への移動(縦の移動)はできないのである。


ただ、その地球人の子孫もテクノロジーを発達させていって、ロケットの速度を速めていって、時空の流れよりも早く移動できるようなマシンができるとこれがタイムマシンになる。
その原理はいわゆる「重力制御」を利用して移動するロケットだろう。
これは、ロケットの周囲の電磁場を操作して、ロケットの周囲の空間を他の空間と切り離して、その外側の空間を歪ませて、空間の反発力を利用して推進させるようなメカニズムだと思われる。
(これは私の想像である)

そうすると、他の車両(他の時間系)へと移動することができるようになる。
そして、、例えば西暦4000年に悪魔軍団がこの超高速で移動できるロケット=タイムマシンの開発に成功したとする。
彼らは時空の流れよりも早く移動できるようになり、過去へ戻れるようになった。
例えば、西暦2000年の地球に行きたい、と思ったら西暦2000年の地球の位置を計算して、そこまで時空の流れに逆らって移動していって辿り着く、
そして、そこで時空の流れの中に入れば実際の西暦2000年の地球に行ける訳だ。


さて、悪魔軍団は西暦2016年の地球に来て、地球人を侵略して地球を乗っ取り移住していった。
一番先頭の車両から、ずっと後ろの車両へと移っていったのである。
これは一番先頭の時間系の話である。

では、先頭から1秒間遅れている時間系の人達(1秒間後続している時間系の人達)はどうだろうか?
1秒間送れて同じことをやっている、となる。
1時間後続の時間系の者達も1時間遅れて同じことをやる。
1日後続の時間系の人達も1日遅れて同じことを後追いする。
これが残像のようにず~っと続くのである。


これは、電車でいうとこう考えればよい。
一番先頭の車両の人達は200両後ろの車両に移動した。
そして、2両目の人達も200両後ろの車両に移動した。
しかし、これは先頭の車両の人達が移動した次の車両だ。
その間にも電車は進んでいるのだから、先頭の車両の人達とは違う車両だ。
同じ車両に乗り込むのではない。
3番目の車両の人達も先頭の人達が移動した車両よりも3両後ろの車両に乗り込む。
というようにムカデが繋がっているように順次移動していく。
だから、もと違う車両に乗っていた人達が、移動後に同じ車両に乗り込んでくる、ということは無い訳だ。

そして、200両後ろの車両に移動した人達は、そのもともと200両目に乗っていた乗客の3分の2を車両から突き落として、3分の1の人達を残して自分達の奴隷にしてしまった。


では、過去の時間系に介入する=過去を変える、とはどういうことだろうか?
今度はビデオデッキとビデオテープで考えてみよう。。
これは、ビデオテープでいうと、西暦4000年の悪魔軍団が、2000年遡って、西暦2016年の時点に来て、そこにデッキのヘッドを置き、固定した、と考えていいだろう。
このヘッドには「悪魔帝国という映画を録画する(上書きする)」という機能がある。
この録画ボタンは常にオンになっている。
あるいは、このヘッドはトンネルに描かれていた映像、アニメを塗り替えていった、と考えてよい。


そうすると、ヘッドを置かれた時点よりも後続の時間系では、ヘッドを通過する時に悪魔帝国という映画が録画(上書き)されていく。
もとは「凍りついた地球」という映画が録画されていたのだが、ヘッドを置かれた後では、それが「悪魔帝国」という映画に上書きされていく。
つまり、後続の時間系の地球では、2016年になると悪魔軍団に侵略されて地球人は奴隷にされていく、という映画が強制的に録画、再生されていく、となる。

そして、この悪魔帝国の映画は永遠に続いていく。
悪魔軍団は地球に移住できて満足しているのだから、これ以上は歴史に介入してこない。
この時空の流れに乗ったまま永遠に悪魔帝国を満喫している。
後ろの車両に移住した悪魔軍団はそれで満足しているのだから、もう別の車両に移住する必要は無いのだ。


ところが、天使軍団も未来から遡ってくると複雑になる。
天使軍団は西暦5000年にタイムマシンの開発に成功したとしよう。
天使達も後続の車両に移動したい。
一番いい車両は西暦2000年前後を通過している車両だ。
しかし、そこでは、悪魔軍団が次々と乗り込んできて、元の乗客を追い出している。
天使もその車両に移動したいのだが、このままでは乗り込めない。
悪魔軍団の移動を阻止しなければならない。
その為には、元いる乗客と団結して、悪魔軍団の乗り込み、占領を阻止しなければならない。
その為には元の乗客に「2000年過ぎに悪い乗客が先頭から移ってくるから、協力してそれを阻止しよう」
と理解させなければならない。

それで、天使軍団は、西暦元年頃にイエスを派遣して聖書を付加しキリスト教を付加した。
遥か後ろの車両の乗客に教育ビデオを見せたのだ。
つまり、天使軍団は西暦元年にデッキのヘッドを置き、固定した、と考えるのだ。
そのヘッドでは「キリスト教」という映画を録画していく。
今までは「物質文明」という映画だったのが、ヘッドを置かれた時点よりも後続の時間系では、ヘッドを通過すると「キリスト教」という映画が上書きされていくのである。

この間、天使軍団の人達は本拠の惑星にいて様子を見ている。
さて、キリスト教という映画を最初に上書きされたテープが2000年経って、1999年に到達した。
さあ、地球人はどうするだろうか?
天使達は期待して見ていたが、地球人は預言書の真意を全く理解できないで天使を呼ばなかった。
天使はがっかりした。
もし、地球人が1999年に天使軍団を呼べば、天使達はその車両に移住できたのに。


それで、その時間系があと17年間経って2016年に達した。
そこには、相変わらず悪魔軍団が置いた悪魔帝国を上書きしているヘッドがある。
そうすると、やっぱり、2016年になったらその時間系のテープは悪魔帝国の映画が上書きされていく。

つまり、やはり2016年になったら先頭の悪い乗客(悪魔軍団)が乗り込んでくるのだ
これを防ぐ為には、1999年に天使軍団を入れておいて、悪魔軍団が2016年に乗り込んで来ようとしてもしっかりガードすれば悪魔軍団の侵入を防げたのだが。


今回は天使は地球を奪還できなかった。
天使は2016年にほんの少しの義人を引き取っただけだ。
では、これから先の歴史の話を考えてみよう。
天使が遥か後ろの車両の乗客を再教育して、地球人が期限までに天使を呼んで悪魔軍団の侵略を阻止できたとしよう。
そうすると、その時点から未来から戻って来て地球を乗っ取ろうとしていた悪魔軍団があてが外れて困ってしまう。
2016年を通過している車両に乗り込めなくなってしまう。
そうすると、その悪魔軍団は天使が1999年に置いた天使王国のヘッドを外そうとするか、自分達に有利な新しいヘッドを置こうとする。
それを見た天使はまた、そのヘッドを外そうとするか、新しいヘッドを置こうとする。

もうこうなったら、悪魔軍団と天使軍団が相手のヘッドの外しあいと新しいヘッドの置きあい、を繰り返す、というめちゃめちゃな戦いになる。


ここで、注意して欲しいのは、「歴史を変更できるのは、タイムマシンを持っている者だけ、その時間系の外側にいる者だけ」ということだ。
テープの脇に新しいヘッドを置いたり外したりできるのは、テープの外にいて自由に行き来出来る者だけ=タイムマシンを持っている者だけだ。
タイムマシンを持っていない者=我々地球人というのは、ただ既に録画されている映画を再生しているだけ、そして、ヘッドが置かれていたら、そのヘッドで上書きされるだけだ。

もともと未来が解らないのだから未来を変えようがない。

しかし、中にいる者、地球人でも、前もって未来を知れば、未来を変えることはできる。
地球人全体が預言書によって未来を知り、その未来が都合悪いものだったら全員で進路変更ができる。
悪魔軍団が置いたヘッドを取り外して天使が置いた「天使王国を録画するヘッド」を置けばいい。
しかし、地球人が全体として駄目でも、今なら天使軍団が救いの糸を投げかけてくれているので、各個人でそれを掴めばその車両から脱出はできる。