天使軍団は今に至るまでに既に11回も介入していた。その2 | 浅利幸彦の預言解読講座

浅利幸彦の預言解読講座

預言書(主に聖書とノストラダムス)を解読して未来を明らかにしていきます。
未来において艱難が起きますが、その前に天使軍団(天使的未来人)による義人救出=携挙、が行われる、と預言されています。

昨日の記事で
>前史から今史に至るまでには、その間にいくつもの歴史が存在したのであり、一回でぱっと今の歴史に移行したのではなかったのである。


と書いた。
そして、ノストラダムス1-47の詩を、

「天使軍団の説教、つまり、地球人に未来を理解させることは思いのほか難しくて、その説教期間がどんどん長くなっていってしまった=過去へと遡って介入せざるをなかった」
というようなことを表しているのではないか?
と解釈した。


地球人に未来を理解させる期限というのは1999年と決まっている。
悪魔軍団が侵略を開始する時は2016年と決まっていて、

「それを阻止する為に必要な準備期間として17年間は必要だ」、

と計算して期限を1999年に設定したのだから、これを未来へと延長させることはできない。
となると、「説教期間を長くする」というのは、「過去へと延長させる=より過去へと遡って介入する」という方法を取るしかない。


旧約聖書が編纂されたのが前5世紀頃だとすると、期限である1999年の約2500年前である。
とうとう2500年前までも遡ってしまったのである。
しかし、これは「この歴史では・・・」という結果であり、天使達がいきなり2500年前の前5世紀から介入したのではない。

天使達も最初はこんなに大掛かりになるとは予想していなかっただろう。


初めは、10年前まで遡って教えればいいだろう、~で駄目で。
じゃあ、50年前まで、~で駄目で。
じゃあ、100年前までで、~で駄目で。
じゃあ、500年前までではどうか? ~で駄目で。
じゃあ、1000年前までではどうか? ~で駄目で。
じゃあ、1500年前、2000年前、とやっていって、ついに2500年前までも遡ってしまったのである。


その過程で聖書とノストラダムスを作成していったのである。
最初から聖書とノストラダムスを作成したいったのではない。
何回目かの介入から「じゃあ、聖書とノストラダムスという預言書=テキストが必要だろう」
と判断して、それから作成しだしたのである。


天使達は、結果が失敗だ、と判明する度に原因を協議していっただろうから、預言書を付加した後の歴史であっても、その度にノストラダムスも聖書もバージョンアップして新しい版に改定していっただろう。
決して、今の聖書もノストラダムスもいきなり1回で作成されたのではない。
何回も改定されて今の版に至ったのである。
だから、今の聖書も第○版めの聖書なのである。
ただし、その前の古い版の聖書は今は存在していない。
二つの版の聖書が混在していると混乱するから、天使は新しい版の聖書を付加する度に、古い版の聖書を回収してしまい、歴史から消し去ってしまったのである


天使が何回も何回も失敗を重ねてきた、ということを仄めかしているのではないか?
と解釈できる詩がノストラダムスにある。


ノストラダムス1-92
一人の下で平和が全土に宣言されるだろう。
しかし、長続きせず、掠奪と叛乱が。
拒絶によって都市は海と陸から襲われる。
死者と捕虜は百万人の三分の一。
(ノストラダムスの大事典)

http://www42.atwiki.jp/nostradamus/pages/2107.html


この詩の訳は「ノストラダムスの大事典」を使わせていただいた。
やはり、大乗氏と山根氏の訳は誤訳が多い、と主張されているのでね。


> 拒絶によって都市は海と陸から襲われる。


この「拒絶」というのは「地球人が天使の提案を拒絶した=期限までに天使を受け入れなさい、という指示を拒絶した」という意味だろう。
これは、同時に「天使の地球復帰の失敗」も意味している。
この天使の提案を拒絶する度に地球人は悪魔軍団からの襲来を受けた。


>しかし、長続きせず、掠奪と叛乱が。

この地球人の「俺達は天使の援助なんか必要ない。地球人だけでやっていけるさ。」
という無謀で傲慢で浅薄な考えは1999年から2016年までの17年間しか続かずに2016年には悪魔軍団による掠奪と叛乱が始まる。

> 死者と捕虜は百万人の三分の一。


ここに「百万人の三分の一」とあるので、じゃあ、33万人か?と計算できるがそうは簡単ではないだろう。
「百万人」というのは「非常に多くの人の喩え=全地球人の喩え」ではないか?
と考えられる。
本当は「70億人の3分の1」と書きたいのだろうが、ノストラダムス当時に「70億人」と書く訳にはいかない。
16世紀の地球人の人口はもっとずっと少なかっただろうし、当時の人達は20世紀末に地球人の人口が70億人にまで増えるとは想像もできなかっただろう。
このように、何でもかんでも原理主義的に「文字通りにしか受け取らない」というのでは、想像力を封じ込めてしまうし、それではノストラダムスの真意、意図は汲み取れない。


そうすると、
「死者と捕虜は全地球人の人口の三分の一」
と考えた方がいいように思える。
というのは、他の預言を総合すると、
「2016年に悪魔軍団が仕掛けた大艱難である疫病と大飢饉よって、2017年の3月までに、全地球人の3分の1が死に、悪魔軍団はその後、(当初の)3分の1を捕虜=奴隷にした」

と解釈できるので、百万人を省いて、
「 死者と捕虜は(全地球人)の三分の一」
とすれば預言書全体で整合性が取れるのである。

ただ、1行目の


>一人の下で平和が全土に宣言されるだろう。


だけは、2~4行目までとは異質であるが、これは来史の描写だと考えればよい。
このブログでも以前説明したように、ノストラダムスは、

「いくつかの異なった歴史をひとつの詩の中で表現した」、

というケースが多々ある。
「ひとつの詩はひとつの歴史の描写だ」
と頑なに考えると解釈の幅を狭めてしまい理解できなくなる。


つまり、1行目は、
(それまではいろいろ悲惨な歴史があったが、最終的には天使が地球の覇権を取り)
一人の下(イエス=天使軍団)で平和が全土に宣言されるだろう。
と解釈すればいいのである。

この場合の「一人」とは、聖書的、キリスト教的には「イエス」を指している、と考えられる。
聖書、ヨハネの黙示録などでは、

「ついにイエスが勝利し、イエスが支配する義の王国=御国がこの世に実現した」
と預言されているからだ。
しかし、現実にはイエスというのは、天使軍団を象徴する人物なので、この「一人」とは天使軍団を指している、と考えてよい。