天使軍団は今に至るまでに既に11回も介入していた。その1 | 浅利幸彦の預言解読講座

浅利幸彦の預言解読講座

預言書(主に聖書とノストラダムス)を解読して未来を明らかにしていきます。
未来において艱難が起きますが、その前に天使軍団(天使的未来人)による義人救出=携挙、が行われる、と預言されています。

先のシリーズは終了したのだが、実は一部はしょって省略して説明したところがあった。
それは、ここを説明すると長くなるし、混乱するかと思ってあえて省略したのである。
しかし、質問もあったのでここを説明しよう。

それはどこかというと、前史と今史の間、前史から今史へと移行する中間である。


前史とは、悪魔的未来人(悪魔軍団)が未来から戻って来て、1985年以後の歴史に介入して地球の覇権を盗み取ってしまった歴史である。
そして、今史=この歴史、というのは、天使的未来人(天使軍団)が遅れて未来から戻って来て、福音預言書(聖書とノストラダムス)を付加した歴史である。
このように書くと、前史から今史へはデジタル式にぱっと一回で移行したのかな?
と考え易い。
「一回で移行した」と思われている方が多いのではないだろうか?
しかし、実際はそうではない。


前史から今史に至るまでには、その間にいくつもの歴史が存在したのであり、一回でぱっと今の歴史に移行したのではなかったのである。


さて、ずっと昔、私は1985年にこの説を思いつき、その後いろいろと考えて人類の歴史の変遷を4っつの歴史にまとめて考えたのだが、これは大枠である。

そして、私にはある疑問があった。
特に前史から今史へと移行する時についてである。
聖書には旧約聖書と新約聖書があるが、それぞれかなりの分量がある。
一通り読むだけでも何日もかかるという膨大な量である。
また、ノストラダムスの作品、その4行詩にしても1000篇近く遺されている。
これもかなりの量だ。
読むだけでも大変なのだから、これらを作成する、というのはもっと大変な労力を要する。

これらは、「天使軍団が作成し、完成させてから過去の歴史に付加した」
とは何回も説明したが、
「天使は一回でいきなりこれだけの量の預言書を作成して、それを歴史に付加したのだろうか?」
という疑問がなんとなく、というかずっとあったのである。

「始めからこれだけの膨大な量の預言書を作成して歴史に付加した、というのは不自然ではないか?」
「いきなりこれだけの量の預言書は作成しないで、もっと少ない量から始めて、それで何回も失敗してきたからだんだん量が増えてきてしまったのではないか?」
というような思いがなんとなくあった。


それが、いつ頃これが解ったのかははっきりとは憶えていないが、1992年に徳間書店から発売された「超時空最終預言」の下巻には、これについて書いたのだから、その前に解っていたのだろう。
1985年にこの説を思いついてから、私は聖書とノストラダムスの原典(といっても日本語訳)を買って、何回も読んでいた。

特にノストラダムスは4行詩という謎めいた詩の形式で書かれてある。
その日本語訳を読んでも普通は何の予言だかちっとも解らないのだが、私は、
「ノストラダムスの4行詩というのは、それぞれの詩が何かのちっぽけな事件を予言したものではなくて、人類の歴史の変遷を描写したものだ」
と気づいた。


これは「直感で」と言ってもいいのだが、やはり「天使がテレパシーで教えていた」のだろう。
これも、何となくで初めはぼ~っとしていたのだが、何回も読んでいくうちにますますその思いは強くなり、歴史の変遷が徐々にはっきりとしてくるようになった。
そして、先のシリーズで説明したような、元史~前史~今史~来史に至る歴史の変遷の大枠が何となく解るようになってきた。

先のシリーズで説明した歴史の変遷も、預言書を解読していって徐々に解ってきたのである。

しかし、それだけでなく、もっと詳細なことがノストラダムスのいくつかの詩には書かれてある、と感じるようになったのである。


以下は「超時空最終預言」下巻の25ページからだいたい書いてあることだが、
前史から今史に至る中間の歴史について、もう一度まとめてみよう。


ノストラダムス1-47
ルーマン・レイクの説教は面倒なことになるだろう
ある日の説教が数週間に
数ヶ月に それから数年間に渡って広まるだろう
彼らは つまづき 裁判官は 彼らの愚かしい方を非難するだろう
(大乗和子氏訳)


(大乗氏の訳は誤訳が多い、と言われているが、当時は大乗氏と山根和郎氏のものしか全訳は無かったので、一応、当時を思い出して書いていく)

という詩を読んだ時に、これは、
「天使軍団が地球人=過去人に真実と未来を教えようと試みたのだが、なかなか上手くいかずに、どんどん過去に遡ってやっていったことを表現した詩ではないか?
と思ったのである。

1行目に「ルーマン・レイク」とあるが、これはスイスにあるレマン湖のことで、レマン湖はジュネーヴの湖と呼ばれているので、これはジュネーヴを指しているのだろう。
そして、ジュネーヴ、Geneve は Negev ネゲヴのアナグラムと考える。
ネゲヴとはイスラエルの南部に広がるネゲヴ砂漠のことで、聖書では、「獣が住む荒地」とされている。
となると、悪魔帝国か、悪魔軍団に支配されている地球人、あるいは、「いずれは悪魔軍団に支配されゆく運命の無知な地球人(過去人)」の暗喩と考えていいだろう。


>ルーマン・レイクの説教は面倒なことになるだろう


その無知な地球人に真実と未来を教えて理解させるのは非常に難しい(と天使達は解った)


>ある日の説教が数週間に
数ヶ月に それから数年間に渡って広まるだろう


これは、天使達は最初は、数年前まで遡ればわかってくれるだろう、と思って数年前の歴史に介入したが、地球人は理解できない、
じゃあ、数十年前まで遡れば、と考えて介入したが、やっぱり解って貰えない、
じゃあ、数百年前まで遡ってやらないと駄目だ、
というよに、どんどん過去に遡っていってしまった、
ということを表現しているのだろう、と思った。


>彼らは つまづき 裁判官は 彼らの愚かしい方を非難するだろう


この「裁判官」というのは天使軍団を指している、と考えられる。
彼ら(地球人、過去人)は何回教えても理解できないので、つまづき(同じ失敗を繰り返し、また悪魔軍団の奴隷にされて)
裁判官(天使軍団)はいらいらし、「地球人はなんて愚かなんだろう」と非難した。
このように解釈していけば、この詩全体が繋がるし、この詩が何を表現したかったのか?
という意味がなんとなく解ってくる。


ノストラダムスの詩は「地球人の中で起こる何かの小事件の予言だ」
という形式で書かれてある。
しかし、これは、「そう見せ掛けていただけ、そう思わせておく必要があったからそういう形式で書いただけであって、本当はもっと大きく、深い意味が隠されている」
のである。

だから、文字通りに受け取って解釈していくのでなく、もっと想像力を働かせて、

「ノストラダムスはこの詩で本当は何を表現したかったのだろうか?」
と考えていくこと、つまり、ノストラダムスの意図を汲むこと、が重要である。


この詩では「数週間~数ヶ月~数年間」というように「期間がどんどん(予想外に)延びていった」
という現象に意味があるのである。
じゃあ、何で(予想外に)伸びていったのか?
というと1行目の


>ルーマン・レイクの説教は面倒なことになるだろう


つまり、「いずれ悪魔軍団に支配されゆく運命の地球人の説教=地球人、過去人に真実と未来を理解させること」
が予想外に難しくて、その説得に時間がかかっていった、と考えられる。
だから、本当は「数年間~数十年間~数百年間と延ばされていった」
と書きたいのだが、「小事件の寄せ集め」だと見せ掛けているので、こう書くのはあまりにも不自然だ。
それで、期間のレベルを1段も2段も落として、
「数週間~数ヶ月~数年間」にしたのである。


実際の期間が問題ではなくて、
「説教(未来を理解させること)が思いのほか難しくて、その説教期間がどんどん長くなっていってしまった=過去へと遡って介入せざるをなかった」
という内容が問題なのである。


まあ、これは解釈といっても想像力の問題なので、
「それはやりすぎだろう。文字通りに受け取って何かの事件に当て嵌めていけばいいじゃないか」
という見解、スタンスの研究家の方もいるだろう。
それはそれで結構だ。
そういう考え方の研究家か読者を無理やり説得させることはできないし、また、そうする必要もない。


私は「ノストラダムスの真意はそうだったんじゃないのか?」
というひとつの考え、説、見解を述べているだけであり、解るひとにだけ解ってもらえればいいのである。