歴史の変遷をビデオテープの再録画=上書き、を例に取って説明する。その8 | 浅利幸彦の預言解読講座

浅利幸彦の預言解読講座

預言書(主に聖書とノストラダムス)を解読して未来を明らかにしていきます。
未来において艱難が起きますが、その前に天使軍団(天使的未来人)による義人救出=携挙、が行われる、と預言されています。

昨日の記事は、今史と「これから先の予想」が入り混じったものになってしまったが、今日の記事は本当に「これから先に起きることの予想」である。

さて、昨日の記事にこう書いた。


>歴史に介入する能力を持っているグループが不満を持っていたら、やはり、目的を達成するまで、何回も介入してくる、と考えるのが自然だ。
つまり、これから更に歴史に介入して歴史を変更させてくるグループ、というのは天使軍団しかいない。


それで、天使軍団(天使的未来人)は、どういう方法によるのかは解らないが、とにかく、「ひとまずこの目的を達成した」、という場合を考えてみよう。

これを「来るべき歴史」という意味で「来史(らいし)」と呼ぶ。


つまり、天使達は、期限である1999年までに地球人に真実と未来を理解させることに成功して、地球人の方から、
「イエスよ、来て下さい。天使軍団よどうか降りて来て下さい。
奴隷にされる哀れな運命の私達を憐れんで、降りて来て下さい。
そして、その高度な知識と技術を我々に教授して下さい。
そして、共に提携連合して、悪魔軍団の侵略を阻止しましょう。」
と言わせたのである。
こうなった場合の歴史、天使が地球の覇権を取った歴史を来史と呼ぶのである。


地球人全体がこう懇願してきたならば天使軍団も公然と降臨できる。
その姿を見て地球人は歓喜して出迎えた。
だが、これで「天使軍団の計画は成功した」という訳ではない。
まだ、序の口である。
「地球人と天使軍団の連合軍が本当に悪魔軍団の侵略を阻止できる」
と決まった訳ではない。


悪魔軍団の侵略が開始する2016年7月までの17年間が勝負だ。
勿論、天使軍団は、こうなった場合の「地球人教育計画」も立てていた。
どういう順序で地球人に何を教え、何を作らせたらいいのか?
まで綿密にプランを立てていた。

悪魔軍団は「疫病と大飢饉」という艱難を起こして地球人を征服したのである。
だから、まず、この「疫病と大飢饉」が起きないようにすればよい。
天使は、2016年に悪魔軍団がどういうウイルスをばら撒いたのか?
は当然知っているから、まず、地球人にそのワクチンを作らせて地球人全員にワクチンを接種させた。
これで悪魔軍団がウイルスをばら撒いても効果無い訳だ。
食糧の備蓄も充分にした。


今のように世界各国がばらばらで、地球人どうしで覇権争いをしている場合ではない。
それは各国首脳も、国民も充分に理解している。
世界中の人々が一致団結して、目前に迫ってきた危機=悪魔軍団の侵略、を阻止できるように必死に努力した。
だから、今の世界情勢=今史とは全く違った様相になっている。


これでは悪魔軍団もどうしようもない。
ウイルスをばら撒いたところで疫病も起きなければ大飢饉も起きない。
「地球人が大混乱になって3分の1が死に絶えたところでキリストを装って降臨する」
という計画が全部無駄になってしまった。
「う~ん、これではどうしようもない。
地球人征服計画は中止だ。
ひとまず撤退して作戦を練り直そう」
と本拠の惑星に帰っていった。

これで今回はひとまず安心だ。
悪魔軍団侵略の脅威、恐怖は去った。

2016年以後の地球の歴史は、悪魔帝国から天使王国へと変わった。
ビデオテープでいうと映画Cが途中で打ち切られることなく最後まで続くようになったのである。


ところが、これで「めでたしめでたし」ではないのである。
2016年までは天使軍団も地球人も、とにかく、悪魔軍団の侵略を阻止する、という目の前にある脅威を無くすことに精一杯だった。
しかし、これが達成できたからといって、全ての問題が解決した訳ではない。
ここから更にいろいろな問題が派出してくるのだ。

いつまでも勝利と達成感に浸っている場合ではない。


2017年になって、天使が完全に勝利した、と判明したら天使達は本拠の惑星に残っていた仲間達に勝利を連絡して「移住してきていいぞ」と伝えた。
それを聞いた仲間達はそれまで本拠にしていた惑星を引き払って、ぞくぞくと地球に移住してきた。
数年のうちには全員の移住が完了するだろう。


天使軍団の総人口が何人だかは解らないが、せいぜい数千万人、1億人以下ではないか?と思われる。
その1億人以下の天使軍団が、これから70億人以上もいる地球人を支配管理していかなければならないのである。
これはかなり難しいのではないだろうか?


下手をすれば大混乱に陥る危険性がかなり大きい。
「支配管理じゃあ悪魔軍団と同じじゃないか?」
というのならば「指導統括」と言い換えてもいいが内容は同じである。


では、実際の天使王国とはどういうものなのだろうか?
天使の目的は、「地球の覇権を取ること=地球と地球を彼らのやり方で支配管理していくこと」、である。
この「地球と地球を彼らのやり方で支配管理していくこと」というのは悪魔軍団と同じだ。
ただ、支配者、支配階級が悪魔軍団から天使軍団へと移行しただけである。
となると、「じゃあ、地球人は相変わらず彼らの奴隷なのか?
支配者が変わっただけで大して変わらないじゃないか?」
という意見が出てきそうである。


う~ん、確かにそうであるが、天使軍団は悪魔軍団に比べると、慈悲深い、優しいので「悪魔軍団に比べるといくらかまし、地球人にとっては大分ましで優しいものではないか?」
と想像できるが、これは程度の問題である。


このブログでも、携挙を個人救済と言っていたのに対して、天使軍団が地上復帰できた場合を「全体救済」と言っていた。
しかし、この言葉は誤解され易い。
「全体救済というと、地球人全員が無条件で全員救済される、という意味だろう」
と考え易い。
しかし、これはちょっと違うのではないだろうか?

これは、天使の立場に立って考えれば解る。
救済というと「永遠の命を与えること」と考えるのが本来の意味なのだろうが、70億人もいる地球人全員に永遠の命を与えるのは無理ではないだろうか?
もし、そうしたら大混乱になるし、人口過剰による環境汚染の問題は解決されない。
それに、地球人全員が天使から見て「聖人君主のような優等生で義人だ」、という訳ではない。
やはり、性格が悪い者、悪人、犯罪者、反抗的な者などの不良分子はかなりの割合でいる。
犯罪者とまではいかなくても、「モラルが低い、民度が低い」、という人はかなり多い。
程度にもよるが、「半分近く、あるいは半分以上はそうだ」ともいえる。


こういう者達に永遠の命を与える訳にはいかない。
しかし、そういう者達を一斉に殺処分する、というのもどうかな?となる。
そうすると、そういう不適格者には永遠の命を与えなければいい。
そうすれば、そういう者達は年老いていき、やがて病気か老化して死んでいくだろう。
数十年のうちにはこういう者達は自然に淘汰されていなくなる。
だが、労働者をどうするか?という問題もある。
誰かが働かなければ社会は成り立たない。


そうすると、全員救済=地球人全員に永遠の命を与える、というのはとても無理だ、と解るだろう。
となると、救済する者=永遠の命を与える者、と救済しない者、とを選別しなければならない。


じゃあ、どこで線引きするか?
という問題が出てくる。
普通のごく一般的な者にまで永遠の命を与えるだろうか?
いや、やはり、これはかなり厳しく審査して、基準を上げないとまずいのではないだろうか?

天使としては、

「真理を理解して、波動(思考、行動、性格)が天使と一致した者」

つまり、完全に天使の仲間、協力者として合格した者にしか永遠の命は与えないだろう。
そういう者を仲間に入れていけば、天使軍団の総人口も増えるので地球人を管理し易くなるだろう、という目論見もある。

となると、不合格になった者達に不満がつのり、暴動が起きるのではないだろうか?
「何だ、天使に協力すれば永遠の命をくれる、と言った約束はどうしたんだよ。俺達にも永遠の命をよこせよ。そして、贅沢な暮らしをさせてくれ」
とモラルの低い者達が要求してきて、その願いが叶えられない、となると各地で暴れてデモや暴動を起こすだろう。
これが全世界的に拡がっていけば手がつけられない大混乱に陥りそうだ。

この辺は非常に難しい問題だ。
一般の人達も「確かに悪魔帝国の奴隷よりはましかもしれないが、労働者で一生働いて死ぬ、となると奴隷と大して変わらないのではないか?」
と考える人達が多くなりそうだ。


天使達は絶対的に少数だし、地球人の中から合格者=義人を仲間に入れて管理職にしたとしても、少数の者が多数の者を支配管理していく、という構造は悪魔帝国と変わらない。

いっそのこと、悪魔帝国のように666の獣の刻印=脳内チップを労働者に入れて強制的に労働させた方が簡単かもしれない。
「少数者が多数者をうまく管理していく、コントロールしていく」
というのは非常に難しい問題で、下手をすれば政権をひっくり返されてしまう。
悪魔軍団のような強制的なやり方の方が遥かに簡単なのである。

う~ん、この辺はどう考えているのだろうか?

今回はもう起こりえない歴史=来史のことを、私達があれこれ考えたり、心配しても仕方ないのだが。
まあ、天使も考えているだろうが、まだ「獲らぬ狸の皮算用」である。