天使が艱難前携挙にしなければならなかった必然的な理由。その6 | 浅利幸彦の預言解読講座

浅利幸彦の預言解読講座

預言書(主に聖書とノストラダムス)を解読して未来を明らかにしていきます。
未来において艱難が起きますが、その前に天使軍団(天使的未来人)による義人救出=携挙、が行われる、と預言されています。

では、次に
艱難中携挙説 ~艱難期に入ってから、艱難期の最中に携挙が行なわれる。

について考えてみよう。


この場合の艱難期とは、ひとまず、狭義の艱難期、
疫病と大飢饉は起きるがまだ悪魔軍団は降臨して来ない期間、
すなわち、2016年の7月から2017年の3月までの9ヶ月間、と考える。
この期間中に携挙を行う、としたらどうだろうか?


悪魔軍団としても、地球の周囲には来ていて、地上の人間の様子を観察してはいるだろう。
だが、この期間中ならば、まだ悪魔軍団は地上に降臨して来ないので、天使としては直接地上で悪魔軍団と顔を合わせなくて済む。
だから、「悪魔軍団と会うのは嫌だ」という理由は成り立たないので、天使としては携挙をしようと思えばできる。


また、悪魔軍団の方から考えてみよう。
携挙される人数というのは、それ程多くはないと思われる。
地球人の過半数以上がこの説を理解していたら、期限の1999年までに天使達を呼んだはずだ。
地球人が期限までに天使を呼ばなかった、ということは、この説の理解者=合格者が少数派だった、ということを意味しているからだ。
悪魔軍団はどっちみち地球人の人口の3分の2は削減して、奴隷として3分の1だけを残そう、と考えているのだから、
天使が数万人か数百万人程度を持ち去って行っても、全然問題は無い。
「まあ、勝手にやってくれ。どうせ削減しなければならないのだから好きなだけ連れて行っていいぞ」
と寛容に見逃すだろう、と思われる。
悪魔軍団としてもこの期間中に天使が義人を拾い上げて連れて帰っても、それを妨害する理由は無い。
放置しておくだろう。


天使の立場からしても、悪魔軍団の立場からしても、この艱難期の最中の携挙は可能である。

ところが、よく考えると、この艱難中携挙を行うと色々な問題が発生するのである。

私は12月11日の記事にこう書いた。


>これが、もし、天使が艱難中携挙説を採ってくれていた、としたらどうだろうか?
自分でこの説は知っていても半信半疑だったとする。
まあ、信じたいという方に傾いてはいたが、どうしても多少の疑念は残るだろう。
それが7月になってから、世界じゅうのあちこちで疫病が発生しだしたら、
「あっ、これはいよいよ悪魔軍団が疫病をばら撒きだしたな、やがて大飢饉になるだろう。あの話は本当だったんだ」
となって、それから天使に「迎えに来て下さい」とテレパシーを発して、それでUFOが迎えに来てくれるのならば、何にも悩まない。
「疫病が発生してから呼べばいいや」というのだから、家族にもある程度はこの話をしておいて、
「ね、本当だったでしょう。さあ、UFOを呼ぶから一緒に逃げよう」
で済む。何も悩まない。

また、友人、知人の場合でも、前もってざっとこの説を話しておいて、
「もし、7月になって全世界的に疫病が発生しだしたら、この説が本当だった、と判るんだから、そうなったら天使のUFOを呼んで地球から脱出してね。後で向こうでおち合おうぜ」
と言っておけばいい。
友人知人も頭から馬鹿にしないで「まあ、信じ難い話だけど、もし、そうなったらUFOを呼ぶよ」
と言うのではないだろうか?

そうしたら何も悩まない。
これで本当に天使のUFOが迎えに来てくれるのだったら、自分自身についても、家族についても、友人知人についても何も悩む必要は無い。
「とにかく7月になって疫病が発生してから天使のUFOを呼べばいいさ」
というのだから、これ程簡単なことはない。



実は、ここに書いたこと自体に問題が潜んでいるのだ。
艱難が始まってから,

「あの説は本当だったんだ。じゃあ、天使のUFOを呼ぼう」
と考えるのは、あなた自身と、あなたの家族と友人知人だけだろうか?
これだけだったら大した人数ではないから、「天使も携挙してあげようか」と考えるかもしれない。


しかし、これだけの人数で済むだろうか?
今のネット社会だったら、この話はあっという間に広まるだろう。
更にワイドショウなんかでも、
「世界中で疫病が発生して不安が広がっていますが、こういう説を唱えていた人がいて話題になっています」
と取り上げたら、数日のうちに日本中に広がっていく。
更に日本だけでなく、世界中に広がっていくだろう。

そうしたら、どうなるだろうか?

これを知った何億人、何十億人という人が
「この説は本当なのかもしれない。助かる為には地球から脱出するしかない。じゃあ、早く天使を呼んで地球から脱出しよう」
と思って、一斉に天使に向けて、
「助けて下さい。迎えに来て下さい」
とテレパシーを発するだろう。

今まで神やイエス・キリストや聖母マリアのイメージに祈りを捧げていたクリスチャンまでもが、天使軍団に向けて、
「助けて下さい。迎えに来て下さい。」
と祈るようになるだろう。

天使にしたら、そんなに大勢の人から一度に救助要請が来たら対応できるだろうか?
それに、大勢の人が集まって祈りを捧げているところにUFOがやってきて着陸したら、皆、助かりたいから我も我もとUFOに乗り込もうとして殺到してパニックになり、大混乱になるだろう。
UFOにしても、何千人もの人を乗せられる程は大きくないと思われる。
蜘蛛の糸状態になるだろう。


それに、実際に世界中に疫病が発生しだしたら、それまで
「そんなことが起きる訳ないじゃん。妄想だよ。頭おかしいんじゃないの?」
とさんざん馬鹿にして嘲笑っていた人達もが、
「いやあ、あの話は本当だったんだなあ。俺もUFOに乗せてくれよ」
とそれまで嘲笑していたことは忘れて「俺も助けてくれ」、となるだろう。
天使がこういう人達を乗せて自分達の惑星に連れて帰るだろうか?

真実の理論も預言書の真意も解らないで、また、性格的行動的にも凶悪、凶暴、狂暴な人達を連れて帰る訳にはいかないだろう。

「じゃあ、UFOの入り口で各人の性格、波動をスキャンして検査して、合格した人だけを乗せればいいのでは?」
と思うかもしれないが、後から後から押し寄せて来る群集がおとなしく整列して順番を待っているはずがない。
それに、不合格とみなされて外された人達はやけになって暴動を起こすだろう。


いずれにしろパニック、大混乱、暴動が予想されるし、その中から義人だけを選出して拾い上げる、というのは無理だろう。
現実的ではない。

このように考えると、
「艱難中携挙を行う、というのは、無理だ。
物理的にはできなくもないが、やはりやらない方がいいだろう」
という結論に達する、と思われる。