つーわけで、
諦めておれはそこで引き返した。
大阪に行こうとしていたんだが、諦めたんだ。
さすがのオヤジも珍しく心配して
帰ってこいよって電話をくれた。
けど、そのとき諦めていてよかったのかもしれない。
オヤジの言うことに従ってよかったのかもしれない。
自分のこだわりや、固執した考えはときとして、
いいようにならないこともある。
自分がかわいいと思うことは悪いことじゃない。
人として必然に起こる感情なのかもしれない。
そんなことを思わせる映画、それがイントゥ・ザ・ワイルドだった。
主人公はとことん自分の理念や思考を貫きとおした。
是非一度、観てほしい映画だ。
自分の周りの人、身近な人、
家族や友人…
彼らの声に耳を傾け、信じ、甘えること
それが、あたりまえにあるのが人の生活。
イントゥ・ザ・ワイルドという映画はそれをあらためて、
そして衝撃的に思い知らせてくれる。
いつも走り続けてる人は、少しうしろや足元を見てみてはいかがだろうか?
後悔してもしきれないことになっているかもしれない…