リヤナックルブッシュ交換 その１

車両は３２です。

ヘタっている車両多いですが、ガタなどは出にくい部分。
解っていても後回しになってしまいますね・・・
メンバーブッシュが抜けた時に、ついでに交換するのがタイミングかと思います。

今回はハイキャスロッド取り付け部のボールジョイントにガタが出ていたのでついでに交換となりました。




まずはキャリパーとローターを外します。
サイドブレーキワイヤー（車体側）も外しておきます。



ドライブシャフトの大きいナットを外して、シャフトがハブから簡単に抜けるかを確認。
結構多いのが、錆びていたり焼きついていたりで全然抜けない物。

こうなると大変です
ラスペネなどの潤滑油噴いてハンマーで叩いて抜いたりするのですが、ネジ山を潰さない様に抜かないといけないので余り無理が出来ない部分。

最悪、ドライブシャフト付いたままナックルを外してプレスに掛けて抜いたりするのですが、ナックルはアルミで出来ているので余り大きな力で押せない・・・
ナックル本体が凸凹しているので、プレスに掛けづらい・・・
と言うのも事実。
しかもこれでも抜けない物も実際多いです。

諦めると、ナックル・ドライブシャフト・ハブを買わないといけなくなるので
高く付きます。

どうしても駄目な時は、少々無理をして抜く方法をとります。
※この方法はそのうち書きます


今回はすんなり抜けたのでOKです。


ハイキャスロッドを外します。
（プーラーを使うと良いでしょう）



サスペンションの下側とナックルに付いているアッパーアーム2本を外します。


最後にハブ付きのナックルをドライブシャフトを抜きながら下側に引っ張ると、ロアアームの取り付けナットが上から外せるようになるので取り外します。



これで車両からナックルが外れます。




今日はここまでです。

スタビの強化

お金を余りかけない方法です

（溶接できる環境でしたら、お金は掛かりません）


スタビライザーはトーションバーなので捩れて効くバネです
太くなればなるほど捩れにくくなるので、効果が大きくなります。

※乗り心地をあまり変えず、ロールを減らしたい人はスタビを強化すると良いでしょう。


捩れにくくすれば、スタビの効果が大きくなるので
単純に純正スタビに何かを溶接すれば、捩れにくくなります。



①スタビライザーの稼動範囲を考えます。
　※肉厚が増すので動いても当たらない位置を決めておきます

②スタビを取り外します。

③余っている廃材（鉄板や丸棒など）を溶接します。

④好きな色に塗って取り付ければ終了です。



ちなみに私はステンレスの丸棒を溶接することが多いです
※数本溶接することもあります。

この方法のデメリットは、取り付けて走ってみないとどのくらい強化されたのか解らないと言う所。

もし効きすぎた場合は溶接した丸棒に切り込み入れてあげれば弱くなっていきます。

アテーサETS アキュームレータ交換 その2

前回の続きです。


アキュームレータの交換が終わったので、ETSオイルを入れてエア抜きをします。



まずはトランク内の左側に付いているリザーバタンクにオイルを足します。
（エア抜きするので多めに入れて下さい）




次にETSユニットに付いているブリーダーからオイルを抜きます。
（ブレーキフルードを交換するときに使うワンウェイバルブが付いている入れ物を使うと良いです）
緩めるとリザーバーからオイルが自重で落ちてきますので、エアが抜けた所で締めます。



次にキーをONします
ポンプが動くので、止まるまで放置です。

ここで一度リザーバーのオイル量を見ます
少なくなっていればオイルを足してください。


運転席右側カバーを外し、キーONのまま白い１極のコネクターを抜きます。





そのままトランスファー後ろに付いているアクチュエータのブリーダーを1秒間に1回位の感じで緩めたり締めたりを繰り返しオイルを抜きます。
（エアが出てこなくなるまで）





室内のコネクターをとりあえず接続して、リザーバーを見ます。
リザーバーの下から2～3cm位の所に、エアが入っているのが解ると思うのですが
ここのエアの高さ（上下幅）が5～6mm以上あるようなら、室内コネクター抜き差しを繰り返す事でエア抜き出来るので場合によってはやってください。


マフラーを付ければ作業は終了です。

※アキュームレータを外したときに漏れて付いたオイルはパーツクリーナ等で綺麗に清掃してくださいね。