上海の紳士 | 引っ込み思案の海外一人旅

引っ込み思案の海外一人旅

初めて海外一人旅行ってきました。
内向的で、語学力もほぼゼロ。
旅行先での出来事や、おススメなどを書きます。

 

訪れた国の印象は、

その現地でふれあった人の

印象でほぼ決まってしまうかなと思います。

 

中国... 日本のすぐ近くの隣国ですが、

僕は遠くに感じていました。

 

TV番組やニュースで

報道される強烈なイメージ

よく中国へ出張に行っている、

仕事の取引先から聞く 

日本人とはまったく異なる中国人の価値観

 

その存在感はミステリアスで、

だけど妙に好奇心を抱いてしまう不思議な国

 

現地の人はどんな感じなんだろう...

人から聞いた話や、

ニュース番組でみた情報ではなく、

いつかは自分の目で確かめたいな。

そう思いながら、

時間ばかりが過ぎていましたが

ついに機会に恵まれました。

 

30代半にして初の海外旅行。

台湾、ベトナムへ訪れて3カ国目

2020年の正月に上海に旅行に行きました。

 

普段は慎重に行動する方ですが、

海外3カ国目で

緊張感が緩んでしまったのか、

上海浦東国際空港に到着した際に

やらかしてしまいました...

 

うっかりしていて、

荷物受取所でキャリーバックを

取るのを忘れてしまい、

そのまま到着ロビーへ出てしまいました。

 

どうしようかと、右往左往していると、

現地のビジネスマン風の男性が英語で話しかけてくれました。

僕は英語、ほぼほぼ喋れないので、

ニュアンスで

「キャリーバック フォーゲット」と

カタコトで伝えるのが精一杯でしたが、

意図を汲んでくれ颯爽と空港のスタッフに話をつけてくれました。

 

事務処理で待っている間、

どこから来たの?と雑談をふってもらい

僕は拙い英語で必死に答えました。

もう自分でも何を言っているか

分からない状態でしたが、

彼は真摯な態度で接してくれました。

 

そうこうしている間に、空港のスタッフから

荷物受取所へ戻る許可をもらい、

僕はその紳士に、

お礼を言って別れました。

 

自分が逆の立場なら同じように

接することができたのかな...

 

もう二度と会う事はないと思いますが、

僕は一生忘れないと思います。

 

謝謝...   上海の紳士

 

遠くに感じていた中国が僕の中で、

存在感がさらに大きくなっていきます。

 

上海