ニュース報道では、野党の追求にグダグダな岸田首相の答弁、真相追求したくない様な姿勢が見て取れます。
国会では4日から参議院で2024年度予算案の審議が行われ、いわゆる裏金問題をめぐり議論が紛糾している。
午後は、蓮舫議員が裏金問題で新たな事実はもう出てこないのかと追及したが、岸田首相は「今の時点では申し上げられない」と言葉を濁した。
立憲民主党・蓮舫議員「総理、裏金問題。これ以上、国民の疑惑を深めるような事態はもうありませんか」
岸田首相「新たな事実が明らかになるかどうか。政治家の説明責任として、しっかり責任を果たしてもらう中で確認されるものである」
立憲民主党・蓮舫議員「新たな事実があるかもしれないということですか」
岸田首相「今の時点で何も申し上げることはできませんが、事実確認のうえ、政治責任についてしっかり考えていかなければならない」
また辻元議員は、安倍派内で中止が決まっていたキックバックが、安倍元首相の死去後に復活した経緯をめぐり、塩谷氏と西村氏が政治倫理審査会で食い違う発言をした点を追及した。
辻元氏は、「2人を呼んで『どっちなんだ』と確認したらどうか」と迫ったが、岸田首相は「党として対応を考える」などと述べるにとどめた。
こうした中、4月の衆議院の補欠選挙に合わせた解散総選挙の可能性についても質問が飛んだ。
立憲民主党・辻元清美代表代行「補欠選挙に負けたら、総裁選の再選が危うくなる。だから4月、イチかバチかの裏金解散。総理、ちょっと考えているんじゃないですか」
岸田首相「まったく考えておりません」
政倫審（政治倫理審査会）について、野党側はさらに安倍派議員全員の説明を求めていて、参議院では来週、世耕前参院幹事長が完全公開で政倫審に出席する方向で調整に入った。
また衆議院では、安倍派の下村元文科相らが4日、出席の意向を示し、衆議院では今週以降、5人ほどを対象に開催される予定。