市民団体「憲法守ろう!ピースアクション」は3日、鹿児島市の天文館で、安倍晋三元首相の国葬に反対する街頭活動をした。約20人がプラカードを掲げて抗議の声を上げた。
参加者は「物価が高騰する中で、国葬に税金を使うべきではない」などと訴えた。国葬実施の閣議決定について、70代男性は「強引に進められることに怒りを感じる」と語った。
国葬の賛否を問うシール投票も実施。88人が回答し、反対63人、賛成18人、わからない7人だった。
呼びかけ人の元県議会議員柳誠子さんは「遠い社会の出来事とせず、税金が使われる国葬について一人一人真剣に考えてほしい」と話した。
また、ネットでは、
署名サイト「Change.org」で、安倍元首相の国葬について中止や反対を求める署名活動が複数件実施されている。9月1日時点で、それらに寄せられた署名の合計数は40万件を突破しているのだ。
前出の全国紙記者は首をかしげる。
「国葬実施を急いで発表したものの、岸田首相は大切な説明を後回しにしてきました。国葬の費用として2.5億円支出することを閣議決定したのは8月26日。この金額に加えて、海外要人の警護に35億円ほどかかるとも報じられています。もっと前から丁寧に説明していればここまでの反感を招くこともなかったのではないでしょうか」(全国紙記者)
ネット上では遅きに失した岸田首相に対して嫌悪感を示す声が相次いでいる。
《今更遅いよね。もう国民の国葬に対する憎悪は高まりきってるよ。》
《当たり前、遅過ぎる。》
《今更しゃしゃり出て何を言う。順序が逆でしょう》