こんにちは
あなたの心に寄り添う
手作り革鞄職人の香です
楽しいこと、好きなことの中に、やっぱり『本を読むこと』が入ります。
ということで、読書感想、八咫烏シリーズはじまります!( `ー´)ノ
『烏に単は似合わない』阿部智里
なんとなく、読んでみたいな、と思った本がシリーズものの、なんと5冊目でして、読むなら1作目からと読みはじめました。
舞台は金烏(きんう)と呼ばれる宗家の長が支配してる、八咫烏(やたがらす)達の世界という、とても面白い設定です。八咫烏ってサッカーの日本代表のユニホームに使われている鳥ですね。足が3本あって、日本神話では神武天皇が熊野から東征する時に、案内したと言われている神の使いです。
宗家の若宮(時期宗主)の后選びを行うために、有力貴族である東家、西家、南家、北家から一人ずつ姫が候補者として宮廷の桜花宮に登殿してきます。それぞれの家の威信をかけての、后の座の争奪戦が繰り広げられるのですが...
后になる気満々のものもいれば、まったくその気がなさそうなものがいたり、急遽登殿が決まり何も知らないままのものいたり。まぁ、それでも4人の姫やそれぞれのお付きの女房たちや家の思惑が色々と絡まり合いながら、后選びが進んでいくんだろうな、と思いながら読んでいくと、肝心の若君が后選びのために桜花宮に来ないままで時間が過ぎていき、女房の一人が行方不明になったところくらいから、一気にミステリーな感じに突入するのですよ。
最後の后選びで、「この女、たちわる~!!しかし、大体の男は、そういう女が好きだったりするんだけどな(´Д`)」と少々その女にムカつきながら怖さを感じたものの、若宮がそうバカではなかったよね、ということで良しとしておきました(笑)
それにしても、作者の阿部さん、この本で松本清張賞を取られたようですが、その時、20歳で大学生だったそうですよ。すごいわ~!!(゚Д゚)
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烏に単は似合わない 八咫烏シリーズ 1
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