何かしたいけど、何がしたいのかわからない。
そんな方って、意外に多いと思うのです。
「何かが違う」と思いながら、これと言ったことが見つからないまま日々を過ごし、最近は焦りさえ感じる。
そんなふうに感じているなら、ぜひ今日の記事を読んでみてください。
一歩を踏み出せるヒントが得られるかもしれません。
※こちらの記事は、大串智紀さんと梶のライブ配信の内容をまとめた「梶さんの過去をインタビューその1」の続きです。
やりたいことがわからない人でした
――(大串)会社員をやっていたということなんで、起業をするタイミングがあったと思うんです。起業のタイミングはいつだったんですか?
(梶)僕って、ずっとやりたいことがないというか、わからないという人だったんです。
それはもしかしたら自分をあきらめているからそうだったかもしれないんですけど。
だから会社員になったものの、「何か違う」と転職とかしていたんですよ。
転職するにあたって、いたところでは活躍していたりしたんで、評価はされていたりしたんですよ。
評価されていたけれど、組織、上司に従わないとかしていたら、何年かやっていると嫌になっていくとか、「ここは違う」と思っていたら他のところから声をかけられて移っていくとかしていたんです。
30代くらいの時から、組織は嫌だなと思っていたんですよ。もっと前から嫌だなと思っていたとは思うんですけど、明かになったのはそのくらい。
それで何かやりたいと思ったけれど、何やっていいかわからない。
僕は今でいうIT系、その頃で言うコンピュータ、システム系という業界にいたんですけど、初めはエンジニアで入って営業に代わって、それぞれの仕事とかはわかるんですけど、会社の仕組みとか経営とかわからなかったんで、それを学ぼうとしたんですよ。
今の自分からすると、それをまず学ぼうとしていたこと自体、間違っているよなと思うんですけど。
起業スクールみたいなところに行って、受けていると周りは経営者ばっかり、その中にサラリーマンがいるという感じで、行って勉強していたけれど、やりたいことは見つけられないまま。
でも、「このままじゃいけない」というのは思っていた。
40代になってから焦りの気持ちが強くなって、「このままじゃ絶対アカン」と、起業しようとしたんですけど、うまくいかなかったんですよ。
何度かチャレンジしたんですけどうまくいかなかったんですよ。
――(大串)40代になって自分で何度かチャレンジしてみたけど、うまくいかなかったということですか?
(梶)何をやってもうまくいかなかない。
起業も家庭もうまくいかなかった40代
――(大串)その時は、30代でスクールで勉強されていた内容は、頭にあったと思うんですけど、それを駆使してもうまくいかない?
(梶)そうです。それを40代になってから、いわゆるマーケティング、当時はダイレクトレスポンスマーケティングとか流行っていたんですけど、そういうことをやっていたけどうまくいかない自分がいて。
トライするときに自分が持っていたお金も尽きて、他人からお金を借りてやったけれど、うまくいかない。
結局、お金が回らなくなって、起業している最中にサラリーマン生活もやめて。
当時の自分の考えで行くと、背水の陣みたいな感じで「ここにいるからダメなんだ」みたいな、全部手放した方がうまくいくんじゃないかと思ってやめて、チャレンジしたけどダメ。
そうこうしていると、当時地方に住んでいたんですけど、お金がなくなって、家庭もうまくいかなくなって、離婚して、当時持っていた自宅を手放して。
――(大串)けっこう40代は壮絶だったんですね。
(梶)今から思うと、壮絶とはいかないけど、めちゃめちゃ大変でした。
今から思うと間違っていたところで、めちゃあがいているなと。
――(大串)そのころは自分なりには一生懸命やっていたけれど、自分を活かせていたかというとちょっと、今考えるとだいぶ間違っていたなという感じですか?
(梶)思いっきり間違っていましたよね。
40代後半でそういう状況になって、何もなくなった後、自分は東京に出ようと思って東京に出てきて、友達を頼って、友達のところの会社で仕事を適当に作ってもらって、月々お金をそんなに多くはないけれどもらえるようにして。
そうしたら知り合いのサロンをやっている経営者の方がいて、そのサロンに「夜泊まって使ってもいいよ」と言ってもらって、という生活とかを半年くらいやっていたりして。
起こった出来事だけ見ると、結構、悲惨であったのは確かですね。
失敗しまくった時、強み理論に出会った
――(大串)今の梶さんの状況を見ていると、それこそコンサルとか受けたりしている人からすると信じられないエピソードばかりかと思うんですけど。
(梶)何もかも失敗して、最終的に失敗してしまったときに、それでも何かを探していたんでしょうね。あきらめたくなくて。
そこで見つけたのが「強み理論」です。
――(大串)強み理論に出会ったときは、凄く衝撃的だったって感じですか。
(梶)当時は「これかもしれない」と思ったくらいで衝撃までいってないですよね。
――(大串)バシッときたという感じじゃなくて、「これならいけるかもしれない」という感じですか?
(梶)たぶんそうじゃないですかね。
その前のマーケティングとか学んでいる時もそうなんですけど、僕はのめり込むとめっちゃのめり込む方なんで、強み理論を知った後は強み理論にのめり込んで、松原靖樹さんのコラムとか読みこんで、受けられるセミナーも全部受けていってってやってましたね。
――(大串)そこから自分のビジネスの方で強みを活かしてやっていくという形になったんですか。
(梶)そうですね。
そこから、自分で東京出てきたときに当時一緒に勉強していた仲間が割と助けてくれて、気にかけてくれたりして。そういう人たち向けに勉強会開いたり、コーチをしたりして。
その中でマーケティングの知識とかがあったのと、人に「あなたはこれをやるといいと思う」とか、アドバイスは学んでいる時からうまかったんですよ。そういうふうに人からも良く言われていて。
これも今思うと自分の強みが発動されていたと思うんですけど、その人の隠れているところがあったり、どうすればうまくいくかがわかる強みがあったんで、そういうのをやっていたと。
あともう一つ大きなポイントは、強み理論を学ぶだけじゃなくて、自分の強みを知ろうとしたんですよ。どういう強みがあるんだろうと。
――(大串)自分自身にもどういう強みがあるかを知るようにしたということ?
(梶)どちらかというとそっちが先かもしれません。
強み理論に入っていくと、自分にはどういう強みがあるんだろうかと思っていって、手あたり次第、強み発掘とか受けましたね。
――(大串)いろんな人から受けた?
(梶)いや、僕は誰彼構わず受けるのは嫌なんで、選ぶんですよ。
何人かやっていた人の中からぴんとした人を選んで、ある人から3ヶ月連続で強み発掘を受けたりしていました。
その人はスピリチュアル系の人で、ジョブフィードバックシートから強み発掘をするという人ではなかったんで、感というか何かが見えている、どこからか見出してくる感じの強み発掘をしていたんで、行くと毎回違う強みが出てきたりしたんです。
そういうのとか、いろんな人に見てもらったりしていました。
コンサルの仕事に行きつくまで
――(大串)そうやって自分の強みを深めていくっていう時期だったと思うんですけど、それをビジネスってその前までのビジネスコンサルタントみたいな誰かの相談に乗るみたいな仕事はしていなかったということですか?
(梶)いや、東京に出てからはそういうことをやりだしたり、どっちかというとセミナー講師っぽい仕事がメインでした。
マーケティングのスキルを教えるとか、強み理論を知ってからも4つのポジショニング理論を教えるとかもそうですし、教えるということがメインでやっていました。
――(大串)セミナー講師みたいなのがメインだったんですね。
(梶)やりだしたときはどちらかというとそっちがメインで、ただセミナーをやるとセミナーの中で個別で対応しちゃうんですよ。
それは強み理論、エスモーズ理論の中では正しいやり方なんですけど、一般的じゃないんですよ。一般的にセミナーの中で個別対応していたら大変じゃないですか。
なんですけど、僕は個別にしか教えることができなくて、やっているうちにコンサルっぽくなっちゃうんですよ。
――(大串)一般のセミナーで一対多で教えるというよりも、コンサルっぽくなっちゃう?
(梶)一対多なんだけれど、そこで質問とかが出て対応していると、完全に個別対応、個別化となっていたんで、それがまあまあ評判が良くなったりして、そうするとグループコンサルみたいなことをやってみたらと言われて、やってみたらそっちの方が評判良くなってきたりしたんですよ。
――(大串)セミナー始まりだったけれど、そういう変遷をたどってきて、今やっているようなグルコンだとかに形態が変わっていったということですか?
(梶)その間にあったのは、起業講座とかビジネスを教える講座をやりながら、ビジネス以外でも強みの活かし方を教える講座とかをやっていたんですが、講座の中でコンサルを入れていくということをやっていたんです。
今は、講座の部分がほぼほぼなくなって、コンサルだけやっているという。
――(大串)グルコンとか、個別コンサルとかに移行しているっていうのが今の形ですか?
(梶)今はそうなってしまってますね。
これまでのプロセスがあったからこその今
――(大串)スムーズに自分はこれがあっているからこれをやっていこうじゃなくて、いろんな変遷たどって今があるってことですか?
(梶)いきなり変えても変えることってできないんですよ。自分自身はいきなり変わるわけじゃないじゃないですか。
ある部分変わるというのは知覚が広がったりして変わるんですけど、例えば強み理論みたいなのがバーンと入ってきて、そこの変わるじゃないですか。
それが潜在意識に入ってきたりして変わったりするけど、過去からやってきている部分って変わらなかったりするじゃないですか。
それでやる時には、新しい自分だけでは無理だと思うんで、両方を繰り合わせた形でやっているんだけど、強み理論を知るまでのビジネスのやり方を結構大きく使いながら、そこで強みを活かしていると思うんですよ。
――(大串)前に学んでいたことも使いながら、そのあとやっていくという感覚?
(梶)そうそう、その形でやってた。
自分が得意じゃないことも一生懸命やってたし、ビジネス的にやった方がいいということも一生懸命やろうと当時はしていたんで、それをやってそこで過ごしていって、その段階で「これは違うな」と思うものを外していって、自分の中の「これはずっとできるもの、自分の本当の強みだな」という物をより残していってみたいなことをやっていって今みたいな形になったということ。
――(大串)今みたいな形になったっていう、最終的には自分に合ったもの、そぎ落とされたものになったけれど、逆にその前の過程があったからこそ今の形にそぎ落とされた、足し算いっぱいしたから引き算ができたという感じの意味?
(梶)そうですね。それが途中プロセスがなくてできてたら、それが正解かどうかわかんないですよ。
やっていきながら違うところを外していって、合うところだけ残していってより充実していくっていう、そういうプロセスを組んでいくから、結果として、「あ、やっぱりこのやり方があっているんだな」とわかっていくんで。
(「梶さんの過去をインタビュー その3」に続く)
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