アフリカの奴隷貿易の一大拠点
タンザニアザンジバルの
ストーンタウンにやってきました。
こちらは、アフリカ大陸各地から
拉致してきたアフリカ人を
世界各地の奴隷商人に
売り捌く奴隷オークション会場が
あった場所です。
一時収容施設などの一部が
今もそのまま残っており
奴隷貿易の歴史について解説した
博物館もあります。
こちらに娘を連れていきまして
悲惨な収容施設や
当時の貴重な写真などを見せ
なぜ今も人種差別があるのかなどを
教えてきました。
というのは、今娘はイギリスで
暮らしているわけですが
奴隷貿易の中心的存在はイギリス人で
今でも差別的なのはイギリス人で
娘はその差別を明らかに受けるからです。
歴史的に、イギリス人は
アフリカ人やアジア人などを
動物扱いして売買していて、
奴隷制は終わったとはいえ
自分達と同等とは
思えるわけがないのです。
そんなわけで、現場に連れていき
歴史とその影響を伝えてきました。
この施設では、トイレもない
立つことも出来ない狭い部屋に
ぎゅうぎゅうに奴隷を詰め込んで
3日間放置して、生き残った
強度の高い奴隷だけ
オークションで販売していたそうです。
さらに、そんな選別された奴隷も
奴隷運搬船で輸送中に
3割死んだそうです。
そんな収容部屋や
奴隷運搬船の絵などを見せて
ガイドと私が解説して
娘は学んでいました。
こういうリアルを学ぶと
バカのひとつ覚えみたいに
「人種差別反対！」と叫ぶだけではなく
どう生き抜くべきか
わかるようになると思います。
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