最近、国の政策を見ていても、
個人同士の付き合い方を見ていても、
個人の感情を大切にする風潮が強くなっています。
まず、国は、借金を増やしてでも
お金をばらまいて、国民を喜ばせようとしています。
例えば、全国民に支払われた定額給付金や
子ども手当、農家の所得補償、高校無料化などは
今の国の事情を考えると、さらに借金を増やす政策です。
国民の感情を大切にするために
将来の国民に迷惑をかけてでも実行されているというわけです。
また、個人同士の付き合いにおいても、
相手の感情を害するような発言をしたら、
その人は空気を読めない人と思われるようになっています。
例えば、放射能の話や、ビジネスの話など、
相手の利益になる話であったとしても、
相手の気分を悪くさせてしまったら、
感情に配慮できない人と思われがちです。
逆に、自分の好きなことを続けていれば大丈夫とか、
感謝の気持ちをもっていれば幸せになれるとか、
やや無責任な話でも、明るい気持ちにさせてくれる人は
人気になっています。
しかし、個人の感情を大切にする時代であるからと言って、
自分の感情に素直に生きていたら、将来お金に困ることになります。
なぜかというと、自分の好きなことだけ信じて、
自分の好きなことだけやっていても、稼ぐことはできないからです。
基本的に、お金というのは、
誰かが面倒くさいと思うことを代わりにやってあげたり、
誰かの気持ちを満足させたときに貰えるものです。
そのため、自分のやりたいことをやるだけでは不十分で、
ちょっと面倒なことをやったり、
相手の気持ちを考えて行動しなければ、
お金をもらうことができないのです。
ですから、お金に困らない生活をするには、
自分がやりたくないことも、
やる必要があると思って行動することをオススメします。
自分がやりたいことだけやって、お金も手に入れるというのは、
なかなか難しい話ですので、くれぐれもお気を付けください。
本当の意味で「やりたいことだけやって、お金も手に入る。」状態に
なるためには、面倒くさいことも、
自分より相手の感情を優先することも、好きになるしかありません。
なお、手に入るお金の量を増やすには
より多くの人の代わりに面倒くさいことをやったり、
より多くの人の気持ちを満たしたりする必要があります。
また、少し面倒くさいことより、凄くめんどくさいことをやって、
少し気持ちを満たすより、しっかり気持ちを満たす必要があります。
手に入るお金を増やしていくには、ただ行動するだけではなく、
量と質も考えて行動することが大切ですので、
くれぐれもお気を付けください。
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