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「絶対貧困」という本を読みました。
この本は、アジアやアフリカのスラムの実情を
スラムに入り込んで取材した本です。
テレビ番組のように
「視聴者の期待するシナリオに現地の映像を合わせた」ものではなく
政府やメディアに都合の悪い情報まで書かれています。
この本では、なぜスラムが発生したのか？
どうやって収入を得て暮らしているのか？
なぜ犯罪や麻薬や売春が広がっていくのか？など
実際に問題となっていることの背景までレポートされています。
多くの報道だと、
「犯罪、麻薬、売春、児童労働をやるなんてけしからん。」という
前提で紹介されていますが、
そのようになっても仕方ない理由について紹介されています。
日本で暮らしていると、
些細なことでもストレスを感じたり、
政府や他人に不満な気持ちを抱えてしまう人が多いようです。
しかし、この本を読めば、日本に住んでいるだけで
いかに幸せであるかが実感できて、
他の人への思いやりの気持ちも持てるようになると思いますので
ぜひ読んでみることをオススメします。
なお、私は、お金が足りなくて困っている人がいても
お金を無条件でプレゼントするのは良くないと思っています。
なぜなら、多くの人は一度お金をもらうようになると
もらえるのが当たり前と思うようになって、
それをどんどん使うようになってしまうからです。
そして、後には何も残らず、お金の援助が途切れたときには
お金をもらえなくなったことへの怒りだけ残るからです。
そのため、お金に関する問題を解決するには
お金を与えるのではなく、
お金を稼ぐ機会を提供する必要があると私は思っています。
- 絶対貧困/石井光太
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