夢ゾウ第2弾「大金星」読みました | 世界を旅する年収1億円ブロガー 川島塾代表 川島和正オフィシャルブログ Powered by Ameba

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夢をかなえるゾウの恋愛バージョン、
水野敬也の新刊「大金星」を読みました。

私の感想を一言でいうと、
「凄いっす。」という感じです。

凄いの基準は人それぞれなので、
この本を読んで「凄い」と思う人も
「たいした事無い」と思う人もいると思います。

ただ、私は、全体的に凄い本だと思いましたし、
特に「とにかく読みやすくて、早く次を読みたくなる書き方。」
が出来ている事が凄いなと思いました。

文章を書かない人には、なかなかわからないかもしれませんが
すらすらと読める文章を書くのは、本当に難しいことです。

また、文章と文章の間の違和感を無くすことは、本当に大変なことです。

人気マンガのように、徹夜してでも読みたい本が少ない事を考えると
ご理解いただけると思います。

「大金星」に関しては、そのレベルが非常に高く
私も一気に読んでしまいました。

マンガのようにスラスラ読めてしまいました。

評論家や書評家の多くは
「じっくり読まないと理解できない本」の評価が高く
「誰もが一瞬で理解できてしまう本」の評価が低い傾向にあるので、
もしかしたら厳しい意見も出てくると思います。

ただ、冷静に考えれば、理解しやすい本のほうが良いですし、
そんな本を書けることは凄いことだと思います。

次に内容ですが、表面的には「恋愛ノウハウ小説」で、
本質的には「精神的に成功する方法」だと私は思いました。

著者の真意はわかりませんし、とらえ方は人それぞれなので、
「それは違う!」と言う人もいるかもしれません。

しかし、私には「付属品(お金、地位、ルックスなど)が無くても
あなた自身の心のブレーキを外して行動するだけで、
人生が豊かになっていくんですよ。」というメッセージが伝わってきました。

このメッセージは、私もよく話すのですが
本当に理解してもらえません。

やっぱりお金とか肩書きとか手に入れてからじゃないと
わからない人が多いのかなと思うこともあるくらいです。

ただ、この本では、その難しいメッセージをいかにして伝えるかが、
かなり工夫されて書かれています。

いろいろと考えられた様子が、ひしひしと伝わってきました。

この点も凄いので、読む際にはちょっと意識してみることを
オススメします。

あと、最後が
「自分にブレーキをかけず前進していけば、必ず成功できる!」
ではなく「成功できないかもしれないけど、それでいいじゃないか!」
となっているところが、著者の人がらがでているところかなと思いました。

多くの読者が聞きたいのは「夢のある話」で
「現実的な話」を聞きたいのは一部の読者でしかないのですが
あえて「夢のある話」ではなく「現実的な話」で結ぶところが
本当に読者の幸せを願っているんだなと思いました。

これまた本人に聞いたら違うかもしれませんが
少なくとも私はそう思いました。

そんなわけで、「大金星」は、かなり作りこまれた本でして、
じっくり読めば読むほど奥が深いので
ぜひ速読ではなく、一字一句読んでみる事をオススメします。

★ 水野敬也の新刊 ⇒ 「大金星




PS


「成功できないかもしれないけど、それでいいじゃないか!」について
私なりの補足説明ですが、
遺伝子レベルの低い人がいくら努力したって
遺伝子レベルの高い人に敵わないのは半分事実です。

最新の進化心理学の研究によると
だいたい遺伝が50%、育った環境が50%で
その人の行動が決まる事がわかっています。
(もちろん、測定するテーマによって異なりますが)

わかりやすくいうと、遺伝子レベルが一番高い人は
最初っから100点満点中50点で
遺伝子レベルが一番低い人は100点満点中0点ということです。

そのため、
低い人が最高に環境を良くしても0点⇒50点になるだけで、
遺伝子レベルが高い人に敵わないのです。

ただ、実際には正規分布しているでしょうから
最初は15点~35点くらいの人がほとんどで
環境を加味しても30点~70点くらいになります。

そのため、もし25点の人が
環境を最高にすれば75点になり、
トップ3%くらいに入れてしまいます。

ですから、自分のブレーキを外して
環境を良くする事は無駄にはなりませんし、
十分に豊かな人生を送ることができます。

ただ、もう1つの事実として
生まれながらに50点で、さらに環境も50点の人には
どんだけ努力しても敵わないというのも事実です。

どんだけ頑張っても、ほとんどの人が
朝青龍より強くなれないのはそのためです。

どんだけ頑張っても、ほとんどの人が
押尾学よりモテるようになれないのはそのためです。

そのため、遺伝子レベルが普通の人は
遺伝子レベルの高い人と競争しすぎないようにする事も
時には重要だと思います。

まあ、一番のポイントとしては
みんなが努力していない分野で活動すれば
それだけでトップになれてしまうということですね。

仮に10点スタートだとしても、
だれも努力していなければ60点で世界一です。

私の人生は、そんなことばっかりです(笑





PS2

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