阪神、2カード連続の負け越し…下柳6連敗

2009年8月9日(日) 22時13分 サンケイスポーツ

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六回途中5失点でマウンドを降りた阪神・下柳=マツダ(撮影・小倉元司)(写真:サンケイスポーツ)

 (セ・リーグ、広島7-3阪神、14回戦、7勝7敗、9日、マツダ) 阪神は広島に3-7で敗れて連敗、2カード連続の負け越しとなった。先発の下柳は2本の本塁打を浴びるなど5失点で降板。6月11日の西武戦(西武D)からこれで6連敗となった。 

 雨上がりの広島の夜空に舞った白球を最後まで目で追った。左翼席に着弾すると、敵地・マツダスタジアムに割れんばかりの歓声が沸き起こった。四回に下柳が痛恨の先制3ランを被弾…。マウンドの周りを少し歩き、腰に手を当てた。うなだれるしかなかった。

  一回、二回と立て続けにピンチを切り抜けたが、四回に暗転した。先頭の栗原に2打席連続となる四球。マクレーンは詰まらせたが、ふらふらと上がった打球は 遊撃後方へ。中堅・平野のダイビングキャッチも及ばず、ポトリと落ちた。カバーに入っていた左翼・金本が打球を処理する間に一気に無死二、三塁(記録は左 前打)。ここで、久保投手コーチがマウンドに駆け寄り、間を置いたが、流れは変わらない。フィリップスに初球を狙い打たれ、先制3ランを浴びた。

  六回には先頭マクレーンに左翼2階席へソロアーチを食らった。続く、フィリップスに中堅越え二塁打を打たれて降板。鯉打線に対し、昨季は4勝を挙げ、今季 もここまで2試合に登板し、2勝負けなし。2003年以来、987日ぶりの完封を飾るなど防御率1・20に抑え込んでいたが…。6月5日オリックス戦(甲 子園)以来の白星は、またもお預けとなってしまった。

真弓監督“奇策”大失敗…筒井KO

2009年8月9日(日) 9時19分 デイリースポーツ

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 四回、広島打線に打ち込まれ金村(右)と交代する筒井

 「広島8-0阪神」(8日、マツダ)
 阪神先発は、まさかの筒井和也投手(27)だった。真弓明信監督(56)は育成を考えてマウンドへ送り込んだ。左打者4人を並べた広島にとっては完全な“奇策”だったが、筒井は四回途中KOで指揮官の期待に応えられなかった。打線も沈黙して今季6度目の完封負けだ。
  ◇  ◇
 虎が気持ちよくリズムに乗りかけた矢先に、奇策ともとれる投手起用を繰り出し、結果として惨敗した。勝負事の鉄則に反するかのように、チームの流れがいい時に…一体、なぜ?
 虎ファン誰もが首をかしげたであろうさい配に、真弓監督は、はきはきとした口調で説明した。将来のチーム作りも視野に入れた、育成だと。
 「ずっと中でやっててよかったからね。一度、先発でとね」
 大方の予想を覆し、先発マウンドに送ったのは05年4月以来、通算3度目の先発となる筒井だった。チーム低迷の中、前半戦から中継ぎで26試合に登板し、防御率1・76と結果を出している男に、先発としてのチャンスを与えた。
 広島側にとっては奇襲と映っただろう。当然、先発は順当に金村暁と読んで、対右投手用のオーダーを組んできた。
 これに対して筒井は「先発を言われたのは昨日(7日)の試合前です。いつもどおり1回、1回抑えるつもりでいけと」。
 三回までは1安打1四球だけの無失点投球だった。だが、四回につかまった。1死から栗原、マクレーンの連続二塁打で先制点を許し、さらに末永に左前打、石井に四球を与え、1死満塁として降板した。
 ここで真弓監督は2番手に、日本ハム時代の03年9月以来の中継ぎ登板となる、金村暁を送った。だが、結果は4長短打を浴びて、相手打線の爆発に油を注ぐ結果となり、この回一挙7失点。ここで試合は終わった。
 試合後。前夜まで2試合の連勝中は“選手に聞いてやって”と会見を行わなかった真弓監督だが、この日は起用についてきっちり説明した。
  四回の交代時機について「もう少しガマンしたらよかったかなと思います」としたが、今後の筒井先発起用には「あります」と言い切り、金村暁を中継ぎに回す 方針を示した。大敗となったが「また、あしたです」と前を向いた指揮官。繰り出した策に、踏み出した一歩に、全く後悔はない様子だ。

猛虎爆発!新井6打点で中日・川井を粉砕

2009年8月6日(木) 21時49分 サンケイスポーツ

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2回表2死二、三塁、左越え3ランを放った阪神・新井貴浩(写真:サンケイスポーツ)

 (セ・リーグ、中日2-9阪神、14回戦、中日9勝5敗、6日、ナゴヤドーム)阪神は初回から中日先発の川井を攻め、4連続二塁打を含む5連打を許し5 点を先制すると、二回には阪神・新井が3点本塁打を放ち加点した。新井は六回にも犠飛を放つなど、3安打6打点と大暴れだった。先発の久保は大量リードに 守られ、8回2失点。

【写真で見る】 初回適時二塁打を放った阪神・新井

 中日先発の川井は6回13安打9失点で今季初黒星を喫し、開幕から続いていた連勝記録が11でストップした。


 花束を抱え、両手を挙げて声援に応えた。通算4000塁打に到達させた記念の一打で、打線を“爆発”させた。猛虎の主砲・金本のバットが、試合開始直後の猛攻を呼び込んだ。

  11連勝中の中日先発・川井の立ち上がりを攻めた。一回一死から大和が中前打で出塁すると、川井がボーク。鳥谷が四球で歩き、一、二塁のチャンスを作る と、金本がカウント2-3からの6球目を振り切った。右翼フェンスにワンバウンドで当たる適時二塁打で1点を先制。同時に史上13人目となる通算4000 塁打に到達した。

 球場全体から大きな拍手で祝福されると、広報を通じて「(記録については)知りませんでした。これからも一つ一つ積み重ねて、もっと先を目指して頑張ります」とコメントを寄せた。

 金本の快音に引っ張られるように、打線が続いた。一死二塁から新井が左翼線へ弾き返すと、続くブラゼルは中堅フェンス直撃打。最後は桜井が左中間を真っ二つ。4者連続の適時二塁打で一気に5点を奪い、試合の主導権を握った。

  二回も勢いは止まらない。二死二、三塁で、新井が左翼席へ11号3ラン。7試合26打席ぶりとなる一発に「いい感触で打つことができました。よかったで す」と声を弾ませた。新井は六回の一死一、三塁では右犠飛を打って1点を追加。広島時代の2006年8月19日の横浜線(横浜)以来、自己最多タイとなる 1試合6打点をマークして勝利を引き寄せた。