育成保育を守り、よりよいものに | 子どもたちもお年よりも笑顔あふれる街へ

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朝霞市の育成保育の目的には、「心身の障害や発達の遅れに関わらず、子どもたちが保育園において共に育ちあう中で、お互いを分かり合い、助け合える豊かな人間性を育み、安全で健やかに生活できる統合保育(集団保育)を実施することを目的とするものです。
通常、保育園は、保護者の労働等の理由(特定保育事由)が無ければ利用できませんが、育成保育においては、特定保育事由の有無に関わらず申請することができます」と書かれています
 
それまでは朝霞市では、障害児保育が実際されていませんでしたが、当時、保護者も一緒に要綱づくりに参加しつくりあげ、2001年に始まった朝霞市独自の制度です
 
今でも保護者の就労の有無に関わらず利用できる制度は、数少ないと思います
 
育成保育の課題は、「保育士の気配を必要とする児童が年々増加し、保育士の確保が難しいこと、様々な障害や医療的ケアが必要な児童に対する人員配置や設備面の体制が難しいことなどが課題」との答弁がありました
 
保育士の確保が難しいなら、臨時職員の方々採用ではなく、正規保育士を増やすよう求めました
 
育成保育は、2001年からスタートしましたが、手続きなど必要な見直しも行う時期にきていると思います
 
「育成保育の枠組みや入所までの手続きなどについて整理を行い、障害に応じた適切な保育が提供できるように努めていきたい」との答弁でした
 
また、低年齢児が入りにくいという問題があります
受入れ枠が少なく、4・5歳児の子どもたちに小学校入学前に体験させてあげたいということで優先されるため、低年齢児が入りにくいという状況があります
受け入れ枠を広げるよう求めました

「現在、配慮が必要な児童の受入れは、原則、公設園においては1園当たり4名、民設園においては、保育所が1園当たり2名、地域型保育事業は1園当たり1名としている。また、4・5歳児については、就学前に集団活動を経験することが大切であることから、入園を優先している。現状では配慮の必要な児童が増加していることから、基準を超えて受け入れている施設が複数ある状況であり、低年齢児の受入れ枠をさらに広げることは難しい」との答弁でした

申請の手続では、添付書類についての必要性や体験保育は必須ではなく希望するなどの見直しも行っていくよう求めました
 
「体験保育については、加配の必要性や受け入れる施設がその児童の状況を把握して受け入れる体制を整えるためにも、必要なものであると考えている。申請手続や添付書類については、今後整理をしていきたい」との答弁でした
 
育成協議会については、今審査のほうに重点が置かれていますが、在園している障害児の保育をどう支援をしていくかということが話し合われるような、育成協議会の活動に重点を置くべきではないかと指摘し、委員構成の見直しも求めました

「育成協議会については、以前はこの協議会で、園長先生や担当保育士などがその児童に応じた保育計画の検討や見直しを行っていましたが、現在では、各園において保育計画は策定していますが、配慮が必要な児童が増加していることから、育成協議会で検討、見直しを行うことが難しい状況となっています。今後につきましては、この育成協議会の在り方や支援の検討方法などについては、整理を行うとともに、現在行っているはぐくみ支援のバーチャルセンター事業との連携についても検討していきたい」との答弁でした
 
今は一般選考でも保護者の保育の必要性の指数で入園が決まるというような状況になっていて、この育成保育である就労等の理由にかかわらず、その子供の保育の必要性で入園できるということが、育成保育のやはり一番のことだったというふうに感じているのですけれども、いろいろ様々入園の選考の中で変えていかないといけない部分はあると思いますけれども、
 
保護者の就労等にかかわらず、子どもの保育の必要性で入園できる育成保育を守り充実するよう求めました
 
「育成保育は、就労の理由にかかわらず入園ができる制度として朝霞市独自のものです。これは引き続き、制度としては継続をしていきたいと考えています」との答弁でした
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