子どもの貧困対策 朝食提供 | 子どもたちもお年よりも笑顔あふれる街へ

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食べることって、とても大切なこと

朝食提供でイライラ止まる

子どもの貧困対策実践交流会

2019年12月8日【社会】

 子どもの貧困対策法改正(6月)に伴い、「学校給食を通じた子供の食事・栄養状態の確保」などを重点施策に掲げる子どもの貧困対策大綱が見直されたのを受け、子どもの食の公的保障を考える「子どもの貧困対策実践交流会」が7日、東京都内で開かれ、約70人が参加しました。「なくそう!子どもの貧困」全国ネットワークの主催。

 福岡市の小中学校で、パンやバナナなど朝食の無料提供を進めるスクールソーシャルワーカーの梶谷優子さんは、経済的な理由で家の食事をとれない子どもたちのために、取り組みを始めたことを報告しました。学校や教育委員会を説得し、傷つく子を生まないよう、その学校の子ども全員に朝食提供を行ったところ、イライラしていた子が落ち着き、授業を聞くようになったなどの経験を紹介。実施学校を広げていることを語りました。

 東京都町田市の清水亜希子さんと斉木千夏さんは、「冷たい」「おいしくない」と利用率が極端に低い選択制デリバリー弁当の中学校給食を改善し、「中学生みんなが食べられる温かい給食を」と、2万3千人以上から署名を集め、粘り強く運動を続けていることを話しました。

 埼玉県越谷市では、2006年度から夏休み期間中、学童保育所に通う子どもたちへの学校給食調理員による給食提供を本格的に開始。就労する親の負担軽減などから「実施日数を増やしてほしい」との声も寄せられていると報告されました。