修行 | 【謙虚にして奢らず、更なる努力を】 菅野和彦オフィシャㇽブログ

140号機関誌レポート


要約
〇ささいなことにも気を込める
正しい判断をするには、どういう状況にあるかということを鋭く観察する必要があります。ものごとの核心に触れるまでの鋭い観察力がなければならないのです。忙しい時ほどささいなことにも気を込めて行う習慣を身につけ、研ぎ澄まされた神経を持って正しい判断ができる人を切れ者というのです。

 


感想
中村天風先生の本で10年程前有意注意という言葉を目にしたことがありました。その時は理解が難しかったのですが、軍事密偵※スパイ であった天風さんが、任務を遂行するために命がけで身につけたものだと記憶しています。寝る時以外は凄まじいまでの集中力を持って仕事にあたることこそが最も大事です、まだまだの境地ですので引続き努力していきたいと思います。

 

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〇努力を極める
要約
企業経営というものは、そんなに難しいことでは無く
一生懸命に働くことだけだと言い切っていいと思います。
稲盛塾長と行動すると3日ともたないでしょうか。努力しているというレベルでは無く、誰にも負けない努力で努力を極めることが大切である。疲労困憊しつつも心が安らかであれば顔色は悪くならない。その境地であれば、疲労困憊しつつも平然と仕事ができるようになる。


比叡山の天台宗に千日回峰という荒行がある。千日間比叡山の山々を峰から峰へと歩く修行であり、もし挫折した場合は自殺をしなければならず、やり遂げた人は阿闍梨と呼ばれます。
 

修業は、
午前二時に起床し、三時から歩きます。食事は素うどんに、夜はおかゆとお漬物と梅干だけです。粗食でありながら猿のような身のこなしで1日に何十キロも歩かれる。睡眠時間はわずか二時間程で、そのような生活をずっと続ける。心が安らいでいると想像を絶する厳しい環境でも健康を保つことができる。
 

今の日本に一番大切なのは経営者が立派になること。
そのことが社会の安定と繁栄の礎になります。

 


感想
盛和塾で学ばせて頂き、誰にも負けない努力を心がけていますが、まだまだ甘い点があります。今回は改めて努力を極める、そして仕事は修行であるという観点を稲盛塾長から学びました。
 

ここ最近は、平日は朝の4,5時に起床し朝から何も食べず
昼の休憩をはさみ、夜まで仕事を行うこともあります。
自分は幸いにも丈夫な体なので、1日1食でも大丈夫ですし、
食べると集中力が途切れるので空腹か、果物のみを取り
仕事をし続けるのが一番集中力が途切れず没頭ができます。


話は変わりますが、1日1食で有名になった南雲医師の理論によると人間が満足に食べれるようになったのは長い人類の歴史を1日とすると1秒ぐらいのことであり、人間は飢えに強く、食べ過ぎに弱い体になっているようで、阿闍梨の粗食も十分に理解が出来ました。飢えと飢餓にさらされながらも生き残ってきたのが我々子孫でありますので、そのような強さというのは必ず身につけていると思うのです。人が集中力を上げ、全力で仕事に取り組める心身をつくるには、現代の文明社会と逆行するような人間本来の強さを引き出すことが必要だと思います。


阿闍梨の修行のように、過酷とも思われる修行の境地で
仕事に対しても努力では無く、修行という認識で取り組みつづけることこそが大事であると強く思いました。
 

現代の文明社会の甘さで生活してきた自分を叩きなおす意味でも、仕事を修行と捉え、日々頑張っていきます。