「そんな気がする」
これが、望む未来を引き寄せるコツかもしれません。
私がよく通る、信号機のない横断歩道は、歩行者がいても、ほとんど車は停まってくれません。
だけど、時々、「車は来ない気がする」「車が停まってくれる気がする」と思うと、その通りになって、「不思議だな」と思うことがありました。
あるとき、「車が停まってくれる世界を、自分で選ぶことができるのではないか」と思い、実験してみました。
「私は、横断歩道で車が停まってくれる世界にいます」
こう思いながら横断歩道に向かうと、4回連続で停まってくれました。
今までこんなことはなかったので、驚きました。
それから、「きっと、横断歩道で車が停まってくれるはず」と思いながら横断歩道に向かってみると、停まってくれることが格段に増えました。
だけど、停まってくれないこともありました。
そこで、この現象の発動要因を、考えました。
「私の気分がいいときは、停まってくれる気がする」
ウキウキしたり、心理状態のいいときは、よく停まってもらえたのです。
反対に、鬱々としたり、イライラしているときは、全然停まってくれませんでした。
「唱えるときの気分なのかな」と、さっきまで思っていました。
だけど、そもそもは、「車が来ない気がする」「車が停まってくれる気がする」でした。
「気がする」なのです。
気分のいいときは、「停まってくれる気がする」と思っていました。
鬱々としたり、イライラしているときは、「どうせ停まってくれない気がする」と思っていました。
「気がする」が、発動要因な気がします。
ですが、そこには、そのときの私の心理状態も影響しているようです。
鬱々としたり、イライラしているときでも、「それでもきっと、停まってくれる気がする」と思ったときは、停まってくれました。
望む未来を少しでも信じながら、「そんな気がする」と思うことで、なって欲しい未来を、手に入れることができるのかもしれません。